現地時間1日、イングランド・プレミアリーグは第24節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地バイタリティー・スタジアムでボーンマスと対戦した。
ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグで、8試合目にして初黒星を喫したリヴァプール。しかし、すでに突破を決めていた試合で大幅にターンオーバーした結果でもあり、リーグではまたガラリとメンバーを入れ替え、フル出場していた遠藤もベンチからのスタートとなった。
立ち上がりから公式戦12試合無敗のボーンマスが積極的な入りを見せ、リヴァプールを相手にしても引かずに前から仕掛けていく。
なかなかペースが掴めずにいたリヴァプールは27分、ロングパスに左サイドを抜け出したガクポがエリア内左でクックの足がかかって倒れるが、これはオフサイドの判定に。しかし、VARの結果、オフサイドは取り消され、リヴァプールにPKが与えられる。このPKをサラーがゴール右隅へと突き刺し、リヴァプールが均衡を破った。
悪くない流れだったにもかかわらず先制を許したボーンマスは37分、左サイドをオーバーラップしたケルケズがセメンヨからのパスを受けて折り返すと、ファーサイドのブルックスが左足ボレーで捉える。これがゴール左へと決まるが、VARの結果、ケルケズがオフサイドの判定でノーゴールとなった。
リヴァプールが1点をリードして迎えた後半、追いかけるボーンマスが先に仕掛ける。47分、右サイドからのクロスをゴール前のクライファートがボレーで捉える。しかし、これはシュートコースに入ったコナテが体を張ってブロックした。
50分にはクリスティーのスルーパスに抜け出したセメンヨがエリア内左で決定機を迎える。しかし、これはGKアリソンがコースを消して至近距離からのシュートをブロックした。
流れを変えたいリヴァプールは61分、カードを貰っているマクアリスターに代えてカーティス・ジョーンズを投入。さらに70分にはガクポと足を痛めたアレクサンダー=アーノルドを下げてヌニェスとブラッドリーを投入する。
すると迎えた75分、カウンターからヌニェスのパスに左サイドをルイス・ディアスが駆け上がる。中央のC・ジョーンズを経由して逆サイドのサラーが受けると、エリア内右から左足でゴール左へとコントロールショットを沈め、ややゴールの遠かったリヴァプールが大きな追加点を手にした。
こうなると苦しいボーンマス。ホームで意地を見せたいところだが、惜しいチャンスを作り出すもののフィニッシュの精度を欠きゴールが遠い。リヴァプールは88分、殊勲のサラーを下げて遠藤を投入。アディショナルタイムの5分間でもボーンマスにゴールを許さずクリーンシートで終わらせ、リーグ戦19試合負けなしの3連勝を飾った。
■試合結果
ボーンマス 0-2 リヴァプール
■得点者
リヴァプール:サラー(30分PK、75分)