現地時間21日、イングランド・プレミアリーグは第21節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地バイタリティ・スタジアムでボーンマスと対戦した。
サラーと遠藤を代表招集で欠きながらも、FA杯とカラバオ杯で連勝しているリヴァプール。公式戦5連勝を目指すチームは、ジョタ、ヌニェス、ルイス・ディアスの前線に、中盤はマクアリスター、エリオット、カーティス・ジョーンズを起用し、アレクサンダー=アーノルドが離脱した右サイドバックにはブラッドリーが起用された。
ボール保持で上回るリヴァプールだが、高いインテンシティで臨むボーンマスを前になかなかゴール前に侵入できない展開に。ならばとマクアリスター、ヌニェス、そしてL・ディアスがミドルレンジから狙うも、GKネトを脅かすには至らない。
守勢のボーンマスもソランキを起点に鋭いカウンターを仕掛け、40分を過ぎた辺りからは厚みのある攻撃でリヴァプールゴールを脅かす。しかし、こちらもGKアリソンの牙城を崩すには至らず、互いに無得点のまま試合を折り返した。
後半もカウンター狙いのボーンマスに対し、リヴァプールは49分、コナテのロングパスを受けたC・ジョーンズが胸トラップからペナルティーエリア手前右のジョタに出すと、ジョタがダイレクトでエリア内左へはたく。走りこんだヌニェスが落ち着いてゴール右へと沈め、ついにリヴァプールが均衡を破った。
先制したリヴァプールは64分、エリオットとL・ディアスを下げてフラーフェンベルフとガクポを投入。すると70分、カウンターから前線でヌニェスが競り合い、こぼれ球を拾ったガクポのラストパスをエリア内右に走りこんだジョタが滑り込みながらダイレクトでシュート。これがゴール右へと決まり、リヴァプールが待望の追加点を挙げた。
さらに79分には、左クロスが流れて右サイドで拾ったブラッドリーが中央に折り返すと、ニアサイドのジョタがボレーで合わせに行くも空振り。しかし、ジョタが自らこぼれ球に素早く反応し、右足で豪快にネットを揺らして3-0と突き放した。
試合を決定づけたリヴァプールは、83分にブラッドリー、C・ジョーンズを下げてベックとクラークを投入。ベックはこれがプレミアリーグデビューとなった。
アディショナルタイムは8分と長めに取られ、意地を見せたいボーンマスが必至の攻めを見せたが、最後までアリソンの守るゴールネットを揺らせず。逆にゴメスの右クロスをヌニェスが合わせて4点目をマークし、ボーンマスの反撃をゼロに抑えたリヴァプールが首位を堅持した。
■試合結果
ボーンマス 0-4 リヴァプール
■得点者
ボーンマス:なし
リヴァプール:ヌニェス(49分、90+3分)、ジョタ(70分、79分)




