ブンデスリーガは12日に各地で第29節が行われた。
激しいチャンピオンズリーグ出場権争いを繰り広げる6位ボルシアMG(勝ち点44)と、7位フライブルク(勝ち点42)が直接対決を迎えた。3試合負けなしのボルシアMGでは板倉滉が、連敗中のフライブルクでは堂安律が先発に入っている。
序盤から白熱の攻防が続く中、ボルシアMGが14分に先制。ボールを奪って速攻を仕掛けると、右サイドを突破したオノラのクロスが相手に当たってゴールイン。ホームチームが先手を取る。しかしその直後、フライブルクも反撃。16分、スペースに飛び出したキュブラーのクロスからオスターハーゲがヘッド叩き込んだ。両者序盤から点を取り合う展開となる。
追いついたフライブルクは19分、堂安律がワンツーでボックス内に侵入して相手と交錯したが、笛はならず。一方のボルシアMGも37分、ハックのシュートがポストを叩いた。44分には堂安律が板倉滉の目の前で際どいシュートを放ったが、追加点は生まれず。前半を1-1で折り返す。
後半も両者互いに攻め合う中、フライブルクは57分にCKから決定機を作ったが、GKカルドーソのファインセーブに阻まれる。その後もチャンスは生まれるがゴールには至らない展開が続いたものの、90分に追加点が生まれた。堂安律が右サイドで仕掛けてから精確なクロスを送ると、マンザンビが頭で押し込んだ。日本代表MFの2試合連続となる今季8アシスト目から決勝点が生まれ、フライブルクが2-1で勝利。勝ち点を45まで伸ばし、ボルシアMGをかわして6位に浮上している。
5位マインツ(勝ち点46)は、敵地でホッフェンハイムと対戦。佐野海舟が先発した一戦だが、4分と32分にクラマリッチのゴールを許して2点を追いかける展開で後半へ。しかし最後まで反撃できず、0-2で敗れた。マインツはこれで4試合勝利がなく、フライブルクとの差が縮まった。
