ブンデスリーガは24日に第23節が行われ、ボルシアMGとボーフムが対戦した。
直近5試合勝利から遠ざかり(2分け3敗)、入れ替え戦圏内の16位ケルンと6ポイント差と苦しい戦いが続くボルシアMG。さらにこの試合では板倉滉が出場停止、離脱者が相次ぐなど厳しい状況だが、19歳FW福田師王がベンチに入った。一方のボーフムでは、前節バイエル相手に今季6ゴール目を奪った浅野拓磨が先発入りしている。
試合は4分にいきなり動く。CKから最後はベルナルドが押し込み、アウェイのボーフムが先制したかに思われた。しかしVARレビューの結果、直前にハンドがあったとしてノーゴールに。判定に救われたボルシアMGは、その直後にシイバチュがバー直撃のシュートを放つなど、立ち上がりから両チームが決定機を作った。
すると28分、ボルシアMG先制に成功する。CKの混戦から最後はフリードリヒが押し込んだ。さらに32分、ボックス内でコネが倒されてPKを獲得すると、これをヴァイグルが決めてリードを2点に広げる。
苦しいボーフムは39分、浅野拓磨のヘッドがわずかに枠の左へ外れる。終了間際にノイハウスにネットを揺らされたが、ここはVARレビューの結果ノーゴールの判定に。両チームがヒートアップする場面があったものの、なんとか2点差のまま前半を折り返す。
後半序盤も両チームが相手ボックス付近でチャンスを作るなど、激しい攻防が続く。ボルシアMGは56分、背後に抜け出したノイハウスが決定機を作ったが、シイバチュは押し込めず。一方のボーフムは57分、クワーテンが際どいシュートを放ったが、GKニコラスの指先でのセーブに阻まれている。
そして72分、ボルシアMGが試合を決めにかかる。左ボックス内からエングムがクロスを送り、最後は途中出場のライツが頭で押し込んでいる。しかし75分、ボーフムも反撃。浅野拓磨のクロスは跳ね返されたがDFに当たってゴール前へこぼれ、これをホフマンが決めた。再び2点差となる。
それでも78分、シイバチュが頭で決めてボルシアMGが4点目。88分にはシュロッターベックのゴールを許したものの、終了間際にオノラが5点目を奪い、5-2で勝利を飾っている。この結果、ボルシアMGはリーグ戦6試合ぶりの白星に。勝点を25まで伸ばし、敗れたボーフムと並んでいる。なお、ベンチ入りした福田師王に出番は訪れなかった。

