ユヴェントスに所属するイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが7日、記者会見に出席し、EURO（ユーロ）2020に向けて意気込みなどを語った。
今月11日に開幕を迎えるEURO2020。ロベルト・マンチーニ率いるイタリアは、グループAで開幕戦トルコ戦、16日のスイス戦、20日のウェールズ戦に挑む。ボヌッチは、自身にとって3度目のEURO2020開幕を心待ちにしている。
「やっと来たという感じだ。このチームの振る舞いは常に模範的で、それがこのチームの良い所だと思う。チームは団結していて、リスペクトがある。目の前には、あらゆるタイトルを獲得してきた代表チームが立ちはだかるが、僕らは奮闘するつもりだ。落ち着いて肩の力を抜く必要がある」
「ローマではようやく観客の前でプレーできる。重要なことだ。有観客の実現を後押ししてくれた方々に感謝している。ファンの応援を受けてプレーすると、別のスポーツになるほどの違いがある。全力を尽くし、ファンに喜んでもらえるよう願っている」
イタリア代表は2018年ロシア・ワールドカップ出場を逃すどん底を味わったのち、マンチーニの下で復活。直近の試合で8連勝を飾り、27戦無敗と好調を維持している。
「この2年間、多くの褒め言葉をもらってきた。それに幸運なことに、僕は今回、代表で初めて口論が起きないという状況を経験した。この方が練習もやりやすくなる。このチームの全体がフオリクラッセ（規格外）だと思う。クリスティアーノ・ロナウドや（ロメル）ルカクのようにゴールを量産し、試合を変えることができる選手はいない。しかしチームとして成長し、イタリアのために戦っていきたい。2018年W杯の黒歴史を乗り越え、イタリアを再びふさわしい場所へ導きたい」
「強豪とは対戦していないが、明確な戦術を持つチームを相手に自分たちのプレーを示すことができた。これが僕らの名刺代わりだ。チームは健全だし、熱気もある。失点がない？ 失点がないのは、守備陣だけの手柄ではない。世界最強選手がいても、チーム全体としての仕事がなければ、壁は崩れ落ちる。1-0で勝った時は常に嬉しいものだよ」
