現地時間23日イタリア・セリエAは最終節が行われ、冨安健洋の所属するボローニャはホームのレナート・ダッラーラにユヴェントスを迎えた。
前節、新王者インテルに勝利し、チャンピオンズリーグ出場権の獲得に望みをつないだ5位ユヴェントス。この最終節では勝利が前提条件で、その上でライバルの3位ミラン、4位ナポリが躓く必要がある。他力本願にはなるが、まずは自分たちが目の前の試合に勝たなければならない。
冨安が右サイドバックで先発したボローニャに対し、ユヴェントスはこの大一番でクリスティアーノ・ロナウドがベンチスタート。代わりにディバラが起用された。
すると開始わずか6分、エリア内右へのスルーパスに反応したモラタがボールを残し、拾ったクルゼフスキの折り返しをラビオがシュート。これはクロスバーを叩くが、こぼれ球をキエーザがボレーで押し込みユヴェントスが先制する。
幸先よく先制したユヴェントスは、その後もボールを支配してボローニャを押し込んでいく。29分、エリア内右でボールを受けたディバラが巧みなドリブルで縦に仕掛け、GKを引き付けて左足アウトで浮き球のパス。これをモラタが頭で押し込み、ユヴェントスが追加点を挙げた。
さらに前半終了間際には、ディバラのクサビのパスをキエーザが落とし、クルゼフスキのラストパスをエリア内に走り込んだラビオが受けてGKスコルプスキを破る。ダイレクトプレーが続いた華麗な崩しで、ユヴェントスが3-0とリードを広げた。
後半からデ・リフトを下げてボヌッチを投入したユヴェントスに対し、ボローニャは後半開始早々、スヴァンベリの中央突破からスルーパスに抜け出したパラシオがネットを揺らす。ボローニャが1点を返したかに思われたが、これはオフサイドによりノーゴールとなった。
直後、GKシュチェスニーからのロングキックに抜け出したモラタが、エリア内左から左足を振り抜く。これはGKスコルプスキの守備範囲だったが、上手くはじくことができずそのままゴールへ。ユヴェントスがあっさりと4点目を奪った。
一矢報いたいボローニャは57分、オルセン、メデル、ヴィニャートを下げてアントフ、オルソリーニ、サンソーネを投入。一方のユヴェントスもキエーザとキエッリーニを下げてマッケニーとアルトゥールを投入する。さらに68分、GKシュチェスニーを下げてピンソーリオをと投入し、ベルナルデスキに代えてダニーロを投入。この交代で枠を使い切り、C・ロナウドの欠場が決まった。
80分、マッケニーのシュートをGKスコルプスキがはじき、こぼれ球をクルゼフスキが技ありのシュートで沈めるが、これはオフサイドによりノーゴール。あわや5点目という場面だった。
85分にはボローニャも意地を見せる。パラシオのエリア内右からの折り返しを、オルソリーニが合わせ、ようやく1点を返した。
しかし試合の趨勢には影響がなく、終始試合を支配したユヴェントスが最終節を大勝で飾った。また、同時刻に行われた試合でナポリが引き分けに終わったため、ユヴェントスが4位に浮上。来季のCL出場権を獲得している。
■試合結果
ボローニャ 1-4 ユヴェントス
■得点者
ボローニャ:オルソリーニ(85分)
ユヴェントス:キエーザ(6分)、モラタ(29分、47分)、ラビオ(45分)
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