レアル・マドリーは5日のラ・リーガ第24節、敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦をスコアレスドローで終えた。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、逆転優勝がまだ可能であることを強調している。
ベティスと攻守が激しく入れ替わる試合を演じたマドリーだが、迎える決定機は数少なく、それでいて決め切ることができず。アトレティコ・マドリー戦に続くドローで、首位バルセロナとの勝ち点差は9に広がっている。
アンチェロッティ監督は試合後、スペイン『モビスタール・プルス』に対して次のように語った。
「難しい一戦だった。とりわけ攻撃面では、もっと効果的なプレーができたと思う。私たちはチャンスを手にしてきた。後方から攻撃を仕掛けて、ライン間からチャンスを求めたが効果的なプレーが欠けていた」
マドリーはアトレティコ戦(1-1)、コパのバルセロナ戦(0-1)、そしてこのベティス戦と、ここ3試合で1得点しか決められていない。
「私たちはここ3試合で1点しか決めておらず、そのゴールもセットプレーからだった。足りないものは明確だ。私たちはもっと効果的なプレーを見せなくてはいけない。相手は堅守を見せるが、しかし私たちにはもっと良いプレーを見せるためのクオリティーがあるんだ。ドリブルやパスを減らして効果性を上げて……もっと明確にプレーする。ミドルだってもっと打っていい。私たちはさらに改善されなくてはいけない。今は改善するべきときだ」
「トランジションでの攻撃が遅い? 私たちはボールを奪った後、迅速に上がっていくのではなく、少しボールに触れることを好んでいる。そこだって改善できるはずだ。今週は(ミッドウィークに試合がないため)仕事に励めるし、そういった面を改善していきたい」
「チームは動揺しているか? 動揺していなくてはならない。私たちはこれで落ち込むべきだし、そうでなくては改善などできない。マドリーが3試合で1ゴールしか決めていないなど普通ではない。数日前にはアンフィールドで5点を決めていたんだ。動揺するのが当たり前だよ」
まだ逆転優勝が可能かどうかを問われると、こう返答した。
「ああ、可能だ。不可能ではない。不可能ではないならば可能ということだろう。本当に困難なことだとしてもね。私たちは迷うことなく、最後まで戦い抜く」


