レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマが、今季になってFWヴィニシウス・ジュニオールのパフォーマンスが向上した理由について語った。
昨季、ある試合のハーフタイムにDFフェルラン・メンディに対して「ヴィニシウスにボールを出すな。俺たちに敵対することばかりしている」と語りかけていたことが明らかとなり、大きな話題となったベンゼマ。だが今季に入ると、ヴィニシウスのプレーが大きく改善され、2人でマドリーの前線を支えるようになった。
フランス『レキップ』とのインタビューに応じたベンゼマは、ヴィニシウスに一体何を教えたのかを問われて、「考える」ことと答えている。
「ヴィニシウスにフットボールは教えていない。ただ彼の考えを変えただけだ。以前の彼は突破することだけを考えて、そこからは『さて何をしようかな』といった具合だった。でも今はゴールを決めるか、クロスを送るかを意識しながら突破を狙っている」
「今季、皆が『今のヴィニシウスは』『あの頃のヴィニシウスは』と話しているけれど、彼は昨季と同じ選手だ。一つだけ違いがあるとすれば、それは適切な決断を下せているということなんだ。今の彼は考えることができている。それが僕から教えたことなんだ」
ベンゼマはさらに、同胞のパリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペについても言及。フランス代表のほか、レアル・マドリーでともにプレーすることを願っている。
「彼とは代表だけでなくクラブでもプレーしたい。思うに、彼がいることで僕たちは2倍のゴールを決められる。3倍だってあり得るね(笑)。代表で、僕とエンバペは分かり合えている。互いに何をするのかが理解できるんだ。例えば、僕たちは両方とも左に流れるのが好きだけど、同じタイミングでそうすることがないんだよ」


