元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、今季はアル・イテハドに残留することになるようだ。
レアル・マドリーで5度のチャンピオンズリーグ制覇を経験し、2022年にはバロンドールにも輝いたベンゼマ。そして2023年夏にレアル・マドリーを退団し、サウジアラビアのアル・イテハドに加入した。当初はイスラム圏でプレーする喜びを語っていたが、ここまでは期待通りにいかず。公式戦20試合で12ゴール5アシストを記録しているものの、昨シーズンのリーグ王者であるチームは7位と低迷。現地ではベンゼマへブーイングが飛ぶなど、風当たりが強まっていた。
そんな中でベンゼマは、昨年末から複数回の練習欠席やウィンターブレイク明けのトレーニングキャンプ合流日に姿を見せなかったことが伝えられている。そして『AFP』によると、19日にはアル・イテハド幹部、マルセロ・ガジャルド監督、ベンゼマの3者で「白熱した」会談が行われ、選手は「激しいプレッシャーによってアル・イテハドではベストを尽くせない」と考えヨーロッパ復帰を希望していると伝えられている。
その後チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、古巣リヨン移籍の可能性も伝えられ、またサウジアラビア国内での移籍の可能性も浮上していたベンゼマ。しかし、1月の移籍はないようだ。
『The Athletic』によると、1月の移籍市場閉幕が迫る中でベンゼマはアル・イテハドに残留することになる模様。休暇明けの最初の試合、2月4日のキングスカップ準決勝に出場することになるという。昨夏に結んだ契約は3年間だが、最低でも今季終了まではアル・イテハドでプレーすることになると伝えられている。


