Rodrigo-Bentancur(C)Getty Images

ベンタンクール、最大12試合出場停止の可能性…FAがソン・フンミンへの人種差別的発言を告発。6月に2人は謝罪&和解済み

イングランドサッカー協会(FA)がトッテナムMFロドリゴ・ベンタンクールが行ったインタビューに対して告発したようだ。

ベンタンクールは6月、ウルグアイの番組に出演し司会者のラファ・コテロ氏から選手のユニフォームを求められ「ソニー(ソン・フンミン)の?みんな同じように見えるから、ソニーの従兄弟かもしれないね」とコメント。ジョークを口にしたつもりだったようだが、動画がSNSで拡散されて大炎上することに。人種差別的な発言だと非難を浴びていた。

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ベンタンクール本人は即座に自身の『Instagram』を更新して「あれはただの酷いジョークだった。僕が君を愛していることは知っていると思うし、君や他の誰かを軽視したり、傷つけたりすることは絶対にない」と謝罪。ソン・フンミンも『Instagram』で「僕らはこれを乗り越え、団結し、プレシーズンに再び一緒になって、クラブのためにひとつになって戦うつもりです」と謝罪を受け入れていた。

ウルグアイ代表MFは改めて声明を出して重ねての謝罪もしていたが、同件についてFAが次のような声明を発表。

「ロドリゴ・ベンタンクールは、メディアのインタビューに関連した不正行為により、FA規則E3違反の疑いで告発された。トッテナム・ホットスパーのMFは、不適切な行動をとり、罵倒や侮辱的な言葉を使い、試合の評判を落としたとして、FA規則E3.1に違反した疑いがある」

「さらに、国籍および/または人種および/または民族的出身に対する言及が明示的であるか黙示的であるかにかかわらず含まれていたため、FA規則E3.2で定義されている"悪化した違反 "に該当すると申し立てられている。 ロドリゴ・ベンタンクールは、2024年9月19日(木)までにこの告発に対する回答を提出しなければならない」

『football.london』がFAに問い合わせたところによると、FA規則E3のほぼすべての "加重違反 "のうち、参加者個人による初犯のものについては、6試合から12試合の出場禁止処分を受ける可能性があるという。

ベンタンクール側には告発を受諾するか否かの機会を与えられている模様だ。もし、ベンタンクールが受け入れれば、委員会は制裁を正式決定。もしくは、ベンタンクールが否認した場合は委員会はFA告発を支持するか棄却するかを決定し、支持する場合は制裁や制裁金も決定することになると伝えられている。

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