現地時間11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は準々決勝ファーストレグが行われ、ベンフィカはホームのエスタディオ・ダ・ルスにインテルを迎えた。
今大会無敗を維持するベンフィカは、守備のかなめであるオタメンディが出場停止。一方、直近の公式戦6試合で未勝利が続き、セリエAでは5位へと転落してしまったインテルは、シュクリニアルとチャルハノールが負傷により欠場。1回戦のポルトに続いてポルトガル勢との対戦となるが、2試合合計1-0で競り勝ったイタリアらしいしたたかさを見せたいところ。
立ち上がりからホームのベンフィカが攻勢に試合を進め、15分には左クロスのこぼれ球をラファ・シルヴァが押し込むも、GKオナナが体に当ててブロック。さらに19分、エリア内右で浮き球のパスを受けたジョアン・マリオがボレーで捉えるも、これはゴール左へと外れる。
守勢に回ったインテルはジェコとラウタロの2トップになかなかボールが収まらず、シュートまで持ち込むことができない。それでもベンフィカの攻勢をしっかりとしのぎ切り、無失点で試合を折り返した。
後半もベンフィカが積極的な入りを見せるが、先制したのはインテル。51分、カウンターからバストーニの左クロスをファーサイドに走り込んだバレッラが頭で叩きつけた。
先制したインテルは63分、ラウタロ、ジェコ、ディマルコを下げてルカク、コレア、ゴセンスを投入。1点を追うベンフィカもフロレンティーノ・ルイスに代えてネレスを投入する。
78分、先制点と同じような形から、今度はドゥンフリースが頭で合わせるもGKブラホディモスがセーブし、さらにこぼれ球をドゥンフリースが押し込むも、ブロックされる。さらに80分、VARで右クロスが手に当たっていたとしてインテルにPKが与えられる。このPKをルカクがきっちりと決め、インテルが敵地で2点のリードを奪った。
一矢報いたいベンフィカだが、この日はことごくシュートが枠に飛ばず、最後までインテル守備陣からゴールを奪うことは叶わず。ラウンド16に続いて無失点を貫いたインテルが、2点をリードしてセカンドレグを迎えることとなった。
■試合結果
ベンフィカ 0-2 インテル
■得点者
ベンフィカ:なし
インテル:バレッラ(51分)、ルカク(82分PK)




