イングランド代表MFジュード・ベリンガムは、ドルトムントでのラストゲームを終えたのかもしれない。
2020年にドルトムントへ加入すると、わずか17歳でチームの主力に成長したベリンガム。今季はブンデスリーガで8ゴール5アシストの活躍で優勝争いを牽引したほか、昨年にはイングランド代表としてワールドカップでも輝きを放っており、充実のシーズンを過ごしていた。
しかし、膝の問題で21日の第33節を欠場。27日のマインツとの最終節ではベンチに復帰したものの、ケガの影響でピッチに立つことはできなかった。チームも勝てば優勝を達成できる重要なホームゲームを2-2で引き分け、大逆転でバイエルンに優勝を譲っている。
試合後にはサポーターから温かい拍手を受けながらも、涙を見せていたベリンガム。そして、これがドルトムントでの最後の試合になるかもしれない。ドイツ『キッカー』は、「もう一度黄色と黒のシャツを着る可能性はかなり低い」とし、今季限りでの退団が濃厚であると指摘。さらに、エディン・テルジッチ監督のコメントも伝えている。
「ジュードがこの試合で一緒にいることは重要だった。今日プレーすることが彼にとってどれほど意味があるのか、全員が理解していたしね。彼の存在は、我々が今日まで優勝を争えた大きな理由の1つだよ。勝者であり、キャリアで数多くのトロフィーに恵まれるだろう。確信しているよ」
なお、ベリンガムの新天地はレアル・マドリーが決定的のようだ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、移籍金は1億ユーロ(約151億円)となり、さらに追加ボーナスについての話し合いが行われる模様。ベリンガム自身は2029年までの契約にサインする準備ができているという。レアル・マドリー側は、来週にも取引の最後の部分を完了するつもりだと伝えられている。




