BellinghamGetty Images

「ファッ◯ン・ゴール」騒動から復帰したベリンガム、審判への抗議を我慢するように…アンチェロッティ「彼は黙ることを学んだ」

3月31日のラ・リーガ第30節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアスレティック・ビルバオ戦に2-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、チームの全得点を決めたFWロドリゴを称賛している。

出場停止のFWヴィニシウスの代わりに左サイドでプレーしたロドリゴは、再び活躍を披露。8分に狙い澄ましたミドルで公式戦8試合ぶりのゴールを決めると、72分にはMFジュード・ベリンガムのスルーパスを受けてペナルティーエリア内に入り込み、再び右足のシュートでネットを揺らしている。

左サイドでプレーした方が結果を残している印象のロドリゴだが、アンチェロッティ監督はどちらのサイドでもそのクオリティーは変わらないと語った。

「彼はとても素晴らしいプレーを見せたし、違いを生み出してくれた。左サイドの方が良いと言われているが、私にしてみればどちらでも素晴らしいのだがね。チャンピオンズでは右でプレーして2ゴールを決めただろう」

「ロドリゴが継続的にゴールを決められない理由? クリスティアーノ(・ロナウド)やベンゼマのようにゴールを決め続けられるアタッカーたちもいるが、彼らは特異な例だ。思うに、ロドリゴは経験を積むことで、そうした面も向上するのではないかな」

「確かに彼はまだ若く、凄まじいインテンシティーでプレーしている。その若さゆえに守備的な仕事も求めているが、そのためにゴール前で、今日のようなフレッシュな状態を保てていない可能性もあるね」

アンチェロッティ監督はその一方で、珍しく存在感を発揮できなかったベリンガムについても触れている。

「彼はいつものように良い状態ではなかった。代表戦の影響もあるのだろう」

第27節バレンシア戦(2-2)では試合終了のタイミングのゴールが認められず、審判に対して「イッツ・ア・ファッキン・ゴール」と叫んで2試合の出場停止処分を科されたベリンガム。復帰戦となった今回の試合では審判に抗議をせず、疑惑の判定などあっても右手を口の前に持っていき、何も言わないように努めていた。

「彼の考えは分からないが、しかし彼はすべきことを学んだんだよ。つまりは、黙ることをね」

この試合の後半アディショナルタイム、アンチェロッティ監督は前十字靭帯断裂で長期離脱を強いられていたDFエデル・ミリトンを復帰させている。

「彼は世界最高のDFの一人であり、私たちにとって大切な存在だ。これからプレーに慣れる時間が必要となるが、私たちは彼のことを必要としていく。全選手が復帰を祝福していたね」

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