先日、現役引退を発表したエデン・アザールは、メジャーリーグサッカー(MLS)とサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブからオファーを受けていたものの、それらを断って現役引退を決めたようだ。
リールで台頭したアザールは、2012年にチェルシーに加入。そこで通算352試合に出場して110ゴール92アシストを記録し、2度のプレミアリーグ優勝やFAカップ制覇に貢献した。ただ、2019年夏にレアル・マドリーに加入して以降は、負傷もあって全盛期の輝きを失うことに。度重なる怪我にも苦しめられ、4年間で76試合出場7ゴールという結果に終わり、昨シーズン限りで退団していた。
そして10日、32歳の若さで現役引退を表明。自身のSNSを通じて、「自分自身の声に耳を傾け、適切なタイミングで引退することを決めた。16年間で700試合以上をプレーした後、プロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打つことを決めた」としつつ、関係者への感謝を綴っていた。
移籍情報に精通する専門ジャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アザールはこの4ヶ月間、MLSとサウジアラビアプロリーグの両方からオファーを受けていた模様。ただ、32歳のアザールはその提案に説得されることなく、引退を決めたようだ。
現役を続けることよりもキャリアを終えることを選んだアザール。そんなアザールはコーチになるかどうかは明言せず、「今は愛する人を楽しみ、新しい経験をする時だ。またフィールドの外で会おう、友よ」と言葉を残している。




