来季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場権を獲得したヘント。来シーズンの補強候補として、KVオーステンデでプレーする坂元達裕の名前が挙がっているようだ。
2019年にモンテディオ山形でプロキャリアをスタートさせた坂元は、2020年にセレッソ大阪へ移籍。2年間の在籍でリーグ戦66試合8ゴールという結果を残し、昨年の1月から欧州の舞台へと渡った。完全移籍が発表され、本格的にKVオーステンデの一員となった今季は、ケガなどもありながら主力としてプレー。リーグ戦30試合に出場して6アシストを記録し、チームのMVPにも輝いている。
そんな坂元は、ヘントの補強候補として注目されているのかもしれない。ベルギー『Het Nieuwsblad』は、オーステンデの「唯一の移籍成功者である」と坂元を評価。指揮を執るハイン・ヴァンハーゼブルック監督にとって「新しくエネルギッシュなチームを運動面で強化するのに適した特徴を持っている」選手だとし、オーステンデが財政難に陥っていることもあり、移籍の可能性を指摘している。
また、坂元について「言葉の壁があるため声高々に主張することは少ないが、ピッチ上ではとてつもないエネルギーと献身性を発揮する選手である。今シーズンはお気に入りのポジションであるサイドのアタッカーとして使われることは多くなかったが、この日本人プレーヤーは常に全力を尽くしている」と説明し、「彼にとって非常に魅力的な移籍である」と伝えた。
今季レギュラーシーズンを5位で終え、プレーオフ2を優勝して来季はヨーロッパ・カンファレンスリーグに出場するヘント。坂元の獲得はあり得るのだろうか。


