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EURO2024初戦で敗れたベルギー代表について、有力メディア『The Athletic』が分析している。
これまでドメニコ・テデスコ監督体制で14試合無敗(10勝4分け)と絶好調を維持し、EURO2024を迎えたベルギー。しかし迎えたスロヴァキアとの開幕戦では、開始直後に作ったチャンスをロメル・ルカクが決めきれずにいると、7分にはビルドアップのミスから先制点を許す苦しい展開に。その後も2度VARレビューでゴールが取り消されるなど、0-1で敗れている。
優勝候補の一角として評価の高かったベルギーだが、まさかの黒星スタートに。『The Athletic』のパトリック・ボイランド記者は「ルカクのミスはどれほどの代償をもたらしたのか?」とし、以下のように指摘した。
「ベルギー黄金世代の数少ない柱の1人として、ルカクは重い責任を背負うことになった。この過渡期にあるチームの主軸である。だがこの夜、彼にとってほぼすべてが不利に働いた」
「前半だけで彼は3つの決定機を逃した。特に3分のドクが作ったビッグチャンス、至近距離のシュートをGKに当ててしまっている。そして後半には、彼の2つのゴールがVARで取り消された」
「ルカクにとって、こういったゲームは珍しい。彼は代表わずか116試合で85ゴールを奪い、ベルギーの歴代最多得点記録保持者だ。だが今日の試合は、彼が最後に出場した国際主要大会を思い起こさせる。2022年ワールドカップ、クロアチアとの試合で何度も決定機を外し、最終的にグループステージ敗退に終わっていた」
「このスロヴァキア戦、ルカクのxG(ゴール期待値)は0.8、この衝撃の敗戦を防ぐには落ち着きが足りなかった。またもや恥ずべき敗退を喫する前に、彼の得点力を取り戻さなければならない」
ベルギーはこの後、22日にルーマニアと対戦し、26日にウクライナと激突する。
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