アンデルレヒトのジェスパー・フレッドベルグスポーツダイレクターは、外国人の若い才能の育成に関してかなり積極的な方針を持っていることから18歳の後藤啓介獲得に踏み切ったようだ。『WALFOOT.BE』が伝えた。
現在18歳の後藤は、磐田の下部組織出身で今年2月にトップチームへ昇格。今季は明治安田生命J2リーグで33試合に出場して7ゴールを記録した。そんな後藤は今回、ベルギーリーグの名門アンデルレヒトへ移籍。レンタル期間は2024年1月1日からの1年間となっている。
今回、後藤を獲得したアンデルレヒトのスポーツダイレクターを務めるフレッドベルグ氏は、後藤を「ユニークなプロフィールの持ち主」と紹介。加えて、『WALFOOT.BE』は「後藤はチームメイトが投げてくるロングボールをキープしたり収めたりする能力の印象が強い」としつつ、「密集した状況でも相手の守備陣を苦しめ、(アタッキングエリアに)侵入する能力を持つ彼の知的なプレーは18歳にして群を抜いている」と称賛している。
また、その上で「後藤はトップリーグのチームに加わるのではなく、ヨーロッパに飛び出すことを選んだ。国際的に活躍する若い才能の多くがそうであるように、後藤もまた欧州サッカーのスピードと激しさに適応できるかどうかが課題となる」と今後の動向に注目した。
『WALFOOT.BE』によれば、チェルシー、ウェストハム、アヤックス、セビージャ、フェイエノールトが他の獲得候補に上がっていたと報道。クラブに加わってからはベルギーのサッカーに慣れるために、まずはU-21チームのRSCAフューチャーズに参加する予定だと伝えている。


