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2020-08-15 Hansi FlickGetty Images

PSGを警戒も真っ向勝負に挑むフリック「ハイプレスがバイエルンのトレードマーク」

バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック監督は、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でチームの特徴を出して戦うことを明言した。

23日のCL決勝でバイエルンはパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。バルセロナ相手に8-2の歴史的大勝を演じたドイツ王者がCL通算6度目の戴冠を狙うためには、トーマス・トゥヘル監督率いるタレント豊富な攻撃陣を抑える必要がある。ネイマールやキリアン・ムバッペ、アンヘル・ディ・マリアらを擁する同チームとの一戦だが、前日のプレスカンファレンスでフリック監督は自陣に引いて戦うつもりがないことを強調した。

「高い位置でプレーし、高い位置で守ることが我々のトレードマークの1つであると思う。このようにして、相手チームにスペースを与えてこなかった。確かに4バックの裏には多くのスペースがあるが、ボールにプレッシャーをかけて行くことがとても重要だ」

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「パリはバルセロナと同様にとても大きなクオリティがあるチームだ。パスコースをつぶして、スペースを開けないことがとても重要になる。パリにはスピードがあることも理解している。彼らは最高の選手を擁する最高のチームだ。とても面白みのある試合になるだろう。しかし、我々はこの10カ月間、チームのフィロソフィに沿ってプレーしてきたと思う。前線からプレスをかけたことが成功の要因だ。これを大きく変えるつもりはない」

また、同指揮官はフランツ・ベッケンバウアー氏の発言にも反応。同氏はクラブの公式ウェブサイトの中で「PSGの弱点を見つけられなかった」と語っていた。

この発言に対してフリック監督は「彼は正しいことを言っている。彼らはトップチームだ。スピードがあり、経験のある選手がいて、前線だけではなく守備陣にもトップ選手を揃える。チアゴ・シウバがその1人だ。ベストのセンターバックの1人だ」と言及し、警戒とともに意気込みを続けた。

「チャンピオンズリーグで5失点しかしていない。チャンピオンズリーグの中で最高のディフェンスだ。ディフェンス、オフェンスともに良く機能している。それでも、我々には我々のプランがある。これが上手くいき、選手たちがプラン通りにプレーできることを願っている。みんながこの試合を楽しみにしている。すべてで100%を出せれば、この試合に勝つことができる」

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