数多くのウインガーに関心を寄せているとされるバイエルン・ミュンヘンだが、本命はアスレティック・ビルバオに所属するニコ・ウィリアムズのようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏が改めて報じている。
バイエルンでは、昨夏加入した右ウインガーのミカエル・オリーズが存在感を発揮。一方で、同じく右サイドを主戦場とするリロイ・サネは、ガラタサライへの移籍が決定している。クラブは、退団の可能性があるキングスレー・コマンや、負傷の影響もあって今季やや安定感を欠いたセルジュ・ニャブリがプレーする左ウイングを補強ポイントとしているようだ。
その補強候補として、以前からミランのラファエル・レオンやブライトンの三笘薫の名前が取り沙汰されてきたが、強化担当マックス・エーバル取締役にとって最優先のターゲットは、アスレティックに所属する22歳のスペイン代表FWである模様。ロマーノ氏は自身の『X』で、「バイエルンが依然として今夏の最優先ターゲットとしているのは、アーセナルのリストでも最上位に位置しているニコ・ウィリアムズだ」と投稿し、次のようにも伝えている。
「バイエルンは今月、彼の関係者と2度面会しており、今後もさらに会談が行われる予定だ。契約解除金は5800万ユーロ(約96億2000万円)だが、給与面での要求が最も難しいポイントになるだろう。一方で、アスレティックも彼に新契約を提示する準備を進めている」
なお、左ウインガーとしてビッグネームの獲得を狙うバイエルンだが、サネの退団により、オリーズのバックアップ確保も急務に。『ビルト』が堂安律の名前がクラブ内部で議論されたと報じたことを受け、ミュンヘンの地元メディア『Merkur』は、フライブルクに所属する日本代表MFを、サネの後釜となり得る補強候補として紹介している。




