バイエルン・ミュンヘンは左ウイングの補強に動いているとされている。ドイツ誌『キッカー』によると、新戦力候補として名前が挙がっているブライトンの三笘薫ら3人はいずれも懸念材料が指摘されているという。
キングスレイ・コマンの今夏のサウジアラビア移籍が報じられているバイエルン。その後釜として、アスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズや、ここ数週間、日本代表MF三笘、そしてミランのポルトガル代表FWラファエウ・レオンの名前が取り沙汰されている。
一方、『キッカー』はこの3選手について、それぞれに課題があると指摘。22歳のウィリアムズは現行契約に6000万ユーロの解除条項が設定されているが、バイエルン内部ではインテンシティや1試合あたりの走行距離が約10kmにとどまっており、走力の面に課題があると見られている。さらに負傷離脱が多いことも懸念材料として挙げられている。
同誌は「ウィリアムズを獲得候補から除外する理由にはならないが、これほどの規模の投資を行う以上、すべてがフィットしなければならない」と指摘。また「これはブライトンの三笘にも当てはまる」とし、日本代表の左ウインガーについても負傷離脱が多いことに触れたうえで、「日本人選手はバイエルンの関心を集めたものの、すでに28歳だ」と年齢も獲得を見送る理由になり得るとしている。
記者はさらに、10日に26歳となるミランのレオンについて「獲得に向けた動きは後退している」と分析。バイエルン側では「その並外れた才能は認めているものの、その力を常に発揮しているわけではない」と見ており、加えてイタリアメディアで報じられている法外な移籍金が影響しているという。
なお、同誌はこの記事ではバイエルンの新戦力候補を右利きの左ウイングに絞って分析。『ビルト』や『シュポルト・ビルト』で移籍の可能性が報じられているレアル・ソシエダの久保建英については記事内では言及されていない。


