20240406 Thomas Tuchel(C)Getty Images

リーグ優勝絶望的でトゥヘル解任の声も…バイエルンSD「CLアーセナル戦も100%指揮」

バイエルン・ミュンヘン首脳陣は、トーマス・トゥヘル監督の解任は考えてはいないようだ。

昨年3月にバイエルンの指揮官に就任したトゥヘル監督だが、今シーズンは難しい時間が続いている。チャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝まで進んだものの、DFBポカールでは早期敗退、そしてブンデスリーガでは首位レヴァークーゼンの独走を許す状況に。これを受け、2月には今季限りでの退任が発表されていた。

しかし6日に敵地で行われた昇格組ハイデンハイム戦では、ケインのゴールなどで前半を2点リードで折り返したものの、後半に3失点で2-3とまさかの逆転負け。これで首位レヴァークーゼンとの勝ち点差は16ポイントに広がり、ブンデスリーガ12連覇は絶望的な状況となった。

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9日にはCL準々決勝ファーストレグのアーセナル戦を控える中、ハイデンハイム戦の結果を受け、クラブOBのローター・マテウス氏はドイツ『スカイ』で「トゥヘルとチームの雰囲気は壊れてしまった。ケミストリーなんて存在しない。この24時間でバイエルンに起きることを楽しみにしている。暫定指揮官とともに戦う彼らの姿を想像することができる」とし、指揮官解任を求める発言を残した。

だが、バイエルン首脳陣は指揮官解任を検討していない模様。スポーティングディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏は、この逆転負けを受け「全員が鏡を見て、全力を尽くしたかどうかを自問自答すべきだ。2点のリードで後半に3失点することを予期することなんてできない。このような結果を受け入れることはできない」と主張しつつ、トゥヘル監督の進退については「100%(アーセナル戦を指揮する)。我々にできること、しないといけないことを全員が理解している」と強調した。

またマックス・エーベル氏は、予定通りシーズン終了までトゥヘル監督にチームを託すかについて問われ「次の数週間は間違いなくそうなる」と回答。アーセナル戦前の指揮官交代の可能性には「私にはそのような考えはない」とコメントした。

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