ONLY GERMANY Leroy Sane Bayern MunchenImago Images / Sven Simon

サネこそバイエルンが必要としたラストピース。欧州を支配する黄金期到来へ

クラブのOBである、ウィリー・サニョルはバイエルン・ミュンヘンで成功を手に入れるのは何が必要か、正確に理解している。

バイエルンでは250試合以上に出場し、2000年から2009年の間に5度のブンデスリーガ優勝だけでなく、2000-01シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇も経験した。

バイエルンで成功のすべてを知るサイドバックは、クラブにとって何がベストかはよくわかっているはずだが、ことリロイ・サネに関する見解は私とは大きく異なる。サニョルは以前からサネ獲得について反対し、このように語っていた。

「私に言わせれば、サネのキャラクターはバイエルンにまったく合っていない。プレーは気まぐれで、性格も内気だ。マンチェスター・シティや代表で問題を起こしすぎている」

だが、間違っているのはサニョルの方だと私は考える。

Leroy Sane AlemaniaGetty

バイエルン・ミュンヘンはずっと、ああいった選手を探していた。クラブをより高いレベルへ導き、毎年欠かさずチャンピオンズリーグ制覇に挑戦できるような選手を。

思い起こせば、ブンデスリーガ8連覇中のバイエルンでも、最後にチャンピオンズリーグ制覇を果たしたのはクラブ史上初の3冠を達成した2013年まで遡る。

ハンジ・フリック監督は、名将ユップ・ハインケスとは連絡を取り合っていることを度々明かしているが、ハインケス同様、歴史に名を残すために必要なことはただひとつ。チャンピオンズリーグで勝つことだ。

■サネ獲得の意味

Leroy Sane Manchester City Bayern Munich Transfer GFXGetty/Goal

バイエルンには常に、ブンデスリーガを勝ち抜くのに必要な選手はいる。昨シーズンのようにチャンピオンズリーグで早期敗退した時でさえそうだ。

昨シーズン、ニコ・コバチ率いるチームはリーグ戦とカップ戦で2冠を達成。それでも、リヴァプールの前になすすべなくチャンピオンズリーグ敗退が決まると、途端に逆風が吹いた。ファンや経営陣が、バイエルンを再びヨーロッパ王者にできる監督か疑問視したからだ。

クラブ内外から疑念の目を向けられたまま、2019-20シーズンに突入すると、フランクフルト戦の大敗を機にコバチは解任。もしかすると、コバチ監督のままでも今季のブンデスリーガを制することはできたかもしれないが、ビッグイヤーを目標に掲げる首脳陣は納得しなかった。

そんな中、暫定監督として引き継いだフリック監督は見事な手腕を発揮している。12月には「暫定」の文字が外れると、2月からシーズン終了まで公式戦16連勝を果たした。

さらにフリック監督は今や、今シーズンのチャンピオンズリーグの優勝候補としての責任を負っている。2月に行われたベスト16のファーストレグで、チェルシーをスタンフォード・ブリッジで3-0と粉砕したバイエルンは、すでに8月に行われる予定の準々決勝進出が濃厚に。また、今季の複雑な状況もバイエルンにとっては追い風となっている。

ブンデスリーガは5月中旬に再開され、ラ・リーガ、セリエA、プレミアリーグも順次再開されているが、バイエルンはスペイン、イタリア、イングランドのライバルたちに比べて1カ月早くサッカーの真剣勝負の舞台に戻った。この差は大きく、バイエルンは今季のCLにおいて優勝候補筆頭とみられている。

仮に今季ビッグイヤーを獲得するとなれば、シーズン中の監督交代やコロナによる中断から再開など、想定外の状況において素晴らしい快挙を達成したことになるが、クラブの経営陣が望むのは一時的な成功ではない。毎シーズンチャンピオンズリーグで結果を残すことだ。そのために、サネがやってきた。

■バイエルン適応に不安はない

GER ONLY Leroy Sane 2020Imago Images

サネのクオリティには疑いはない。マンチェスター・シティでも大きな挫折を経験したわけではなく、結果を残していた。

昨シーズン、シティがベスト16でシャルケを粉砕できたのは、サネを投入したからである。2-1でリードされている場面で途中出場し、見事なFKで同点弾を放った。その結果マンチェスター・Cが3-2で勝利したのである。さらに、サネは第2戦では先発起用され、チームの7得点のうち4ゴールに絡む活躍を見せた。

また、キャラクターに関しても不安はない。サニョルはサネの性格を心配しているが、サネは24歳にしてすでに勝者だ。バイエルンの「ミア・ザン・ミア(俺たちは俺たちだ)」の精神に合致するものを持っている。むしろ彼のキャラクターは他の選手にもプラスの影響を及ぼすだろう。

だからこそ、バイエルンの新たな会長となったヘルベルト・ハイナーは、サネをミュンヘンに連れてくることにすぐに狙いを定めた。サネ獲得を望んだ理由については、以前にこう話していた。

「彼が興味深いパーソナリティを持っている。何より、ピッチでのプレーが素晴らしい。それに彼は、特に若者の人気があり、経済的にプラスにもなる選手だ」

あらゆる点で、サネはバイエルンが必要とした“ラストピース”だ。先数年、ブンデスリーガ連覇の記録を塗り替え続けるバイエルンをCLの優勝候補筆頭にすることだろう。

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