PSVは22日、バイエルン・ミュンヘンから完全移籍でU-21ドイツ代表MFパウル・ヴァナーを獲得したことを発表した。契約は2030年まで。
現在19歳のヴァナーは、2018年にバイエルン下部組織へ加入。2022年1月には16歳15日でプロデビューを果たし、クラブ史上最年少出場記録を樹立した。同月にはクラブと初のプロ契約を締結。出場機会を求め、2023-24シーズンは2部エルヴァースベルク、昨季は1部ハイデンハイムへ期限付き移籍していた。
若手攻撃的MFは、今季バイエルンのトップチーム入りが濃厚と伝えられていたものの、移籍を決断。新天地としてピーター・ボス監督率いる昨季オランダ王者PSVを選び、公式サイトを通じて「ここに来られて、信じられないくらいうれしいし、これからPSVのためにプレーできることを楽しみにしている」と喜びを語った。
「ここでの成功にできるだけ貢献し、ゴールやアシストでチームの助けになりたい。僕はこの挑戦に完全に準備ができていると感じているし、この移籍が正しい決断だと確信している」
ドイツ国内では複数クラブがローンでの獲得を狙っていたとされるヴァナーだが、PSVを選んだ理由については「ピーター・ボス監督とクラブ首脳陣が、僕を本当に必要としていること、そしてチームにどう貢献できるかを非常に明確に示してくれた」と説明。さらに「クラブ関係者やサポーターの皆さんに会えるのをすごく楽しみにしている。ここで国内外の大舞台で成功したいし、きっと素晴らしい旅になると思う。たくさんのタイトルを一緒に勝ち取りたい」と意気込みを口にした。
なお、ドイツ誌『キッカー』によると、PSVがバイエルンに支払う移籍金は1500万ユーロ(約25億8000万円)+ボーナスとされる。一方で、バイエルンは買い戻しオプションを確保したという。




