バイエルン・ミュンヘンは25日、なでしこジャパン(女子日本代表)MF谷川萌々子との契約を延長したことを発表した。新契約は2029年までとなっている。
現在20歳の谷川は、2024年1月にバイエルンに加入。すぐさまスウェーデンのローゼンゴードに期限付き移籍して経験を積むと、今年1月に復帰した。その後、チームとともにリーグとカップ戦のダブル制覇、さらに今シーズンの開幕時にはスーパーカップ優勝を果たした。バイエルンではこれまで公式戦27試合に出場し、7ゴールを記録している。
そんな谷川だが、クラブの公式ウェブサイトで「とても幸せで、これから数年間ミュンヘンで過ごすことを楽しみにしています」と契約延長を喜ぶと、次のように続けた。
「ミュンヘンに来て以来、チームの中で非常に居心地よく過ごせており、最初から温かく迎え入れてもらいました。このチームの一員であることがとても嬉しいです。バイエルンは世界でも最大級のクラブのひとつで、このユニフォームを着ることができるのは大きな名誉です。これからも自分の力を発揮し続け、常に成長し、チームとともに成功を収め、クラブのために多くのタイトルを獲得したいです」
また、バイエルンの女子サッカー部門のディレクターを務めるビアンカ・レッヒ氏は「谷川萌々子との契約延長に関して、迷ったことは一度もありません。彼女がミュンヘンに来た初日から、彼女のポテンシャルがどれほどあるかを理解していました」と強調。谷川のプレーについてこう語った。
「特にここ数週間や数カ月で自分の力を示してくれて、私たちに非常に大きな喜びを与えてくれています。彼女のプレースタイルは特別です。ボールさばきは信じられないほど繊細で、ピッチ上で誰も気づかないことまで見通しています。彼女のプレーを見るのは本当に楽しいです」
