現地時間5日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はラウンド16のセカンドレグが行われ、鎌田大地の所属するラツィオは敵地アリアンツ・アレーナでバイエルンと対戦した。
オリンピコでのファーストレグをインモービレのPK弾で先勝しているラツィオは、ファーストレグのメンバーからカタルディとイサクセンに代えてベシーノとザッカーニを先発起用。鎌田はファーストレグ同様にベンチからのスタートとなった。
一方、点を奪えなければ敗退が決まるバイエルンは、攻撃陣は変わらずキミッヒが右SBに入ってパヴロヴィッチが先発。センターバックはウパメカノの出場停止もありダイアーとデ・リフトが組んだ。
立ち上がりから点を取らなければならないバイエルンがボールを保持してラツィオ陣内に攻め入り、ムシアラ、ザネ、ケインが立て続けにシュートを放つも、ラツィオ守備陣も体を張ったブロックで枠にシュートを飛ばさせない。
試合が動いたのは39分、パヴロヴィッチが左サイドから入れたクロスを、ファーサイドのミュラーが頭で折り返すと、ゴール前に走りこんでいたゲレイロがボレーで捉える。これはうまくミートできなかったものの、バウンドしたボールをゴール前のケインが頭で押し込み、バイエルンが先制に成功する。
2試合合計1-1の振り出しに戻したバイエルンはさらに40分、右サイドに開いてボールを受けたミュラーがエリア内右のザネに預けると、折り返しをムシアラが左足で流し込むもゴール左へとわずかに外れる。
攻勢を続けるバイエルンは前半終了間際、ゲレイロの左CKはニアサイドで触られたものの、ファーサイドのデ・リフトが戻りながら右足ボレーで捉えると、これをゴール前のミュラーが頭で合わせ、バイエルンが2-0とリードを奪った。
2試合合計2-1と逆転に成功したバイエルンは後半、ボールを保持しながらさらなる追加点を狙う。59分にはカウンターからケインのパスをエリア内左で受けたゲレイロが左足を振り抜くも、これはゴール右へとわずかに外れた。
追いつきたいラツィオはベシーノ、ザッカーニ、インモービレを下げてカタルディ、イサクセン、カステジャーノスを投入。しかし迎えた66分、右サイドからカットインしたザネが左足を振り抜くと、GKプロベデルがたまらずはじいたボールをケインが押し込み、バイエルンが3-0とリードを広げた。
ミュラーとゲレイロを下げてアルフォンソ・デイヴィスとテルを投入したバイエルンに対し、ラツィオは80分にルイス・アルベルトに代えて鎌田を投入。しかしアディショナルタイムの4分間も含め、3点を追うチーム状況でバイエルンのゴールを脅かすような仕事はできず。最後までラツィオにゴールを許さなかったバイエルンが逆転でベスト8進出を決めた。
■試合結果
バイエルン 3-0 ラツィオ
(2戦合計3-1でバイエルンがベスト8へ)
■試合結果
バイエルン:ケイン(39分、66分)、ミュラー(45+2分)




