バイエルン・ミュンヘンの韓国代表DFキム・ミンジェはチャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦で驚異的なスタッツを叩き出した。
バイエルンは6日のCLリーグフェーズ第4節でベンフィカとホームで対戦。シュート合計24本を記録するも相手の堅守に苦しめられる展開が続く中、67分にジャマル・ムシアラがヘディング弾で均衡を破る。このゴールが決勝点となり、CLで2勝目を挙げた。
この試合にフル出場したキムは113本のパスを記録。そしてデータサイト『Opta』によると、韓国代表のCBのパス成功率は100%だったとのこと。また、9本のデュエル78%(7本)を制したことも明かされている。
同僚のMFヨズア・キミッヒも試合後にそんなキムのプレーを絶賛。「前からデュエルに関しては彼のことを“モンスター”(キムの異名)だと思っていたよ。ボールを持ったときのプレーは非常に上手くなっている。監督のアイデアを理解し、それを実戦しようとしているのが伝わってくるんだ。それこそ、彼にとって大きなプラスになっているようだね」と話した。
また、ドイツ誌『キッカー』はキムのパフォーマンスにチーム単独最高の「2」を与えた上で、この試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出。「キム・ミンジェは守備において常に注意深く、ベンフィカのカウンター攻撃を阻止するにあたって3つの場面で力強く対応している。バイエルンのボール保持時にもこの韓国人選手は良いパスワークを見せた」と寸評している。
23年夏にナポリからやって来たキム。バイエルンでの1シーズン目はミスが目立ち批判を浴びることも多かったが、ヴァンサン・コンパニ監督の下ではセリエA最優秀DFに輝いた姿を取り戻しつつあるようだ。