ブンデスリーガは9日に第25節が行われ、バイエルンとマインツが対戦した。
チャンピオンズリーグでは逆転で準々決勝進出を決めたものの、ブンデスリーガでは首位レヴァークーゼンに10ポイント差をつけられ逆転優勝が厳しくなったバイエルン。なんとか望みをつなぐためにも勝利が必要な状況で、残留争い中の17位マインツをホームに迎えた。
バイエルンは13分、ミュラーの柔らかいクロスを見事に収めたムシアラの折り返しにケインが合わせて先制に成功。さらに19分、右深い位置でファウルを得ると、キミッヒが素早くリスタート。ケインのヘッドはポストに当たったが、ゴレツカが押し込んでリードを2点に広げている。
劣勢のマインツは32分、FKを少し動かすとアミリが強烈なミドルシュートを叩き込んで1点差に詰め寄る。しかしその直後、チームメイトとの接触で頭を打ったギラヴォギがピッチに倒れ込む。すぐに反応は見せたものの、メディカルスタッフに促されてそのままベンチへと下がった。
すると前半アディショナルタイム、ゴレツカの浮き球パスに反応したケインがボックス内で収め、そのままネットを揺らす。エースのブンデスリーガ25試合29ゴール目で、バイエルンが2点をリードして前半を折り返す。
バイエルンは後半開始直後、キックフェイントで相手を外したムシアラの折り返しにミュラーが合わせ、決定的な4点目を奪う。さらに61分、ケインの見事なパスを受けたムシアラがダメ押しの5点目をマーク。66分にはゴレツカの鋭いクロスを途中出場のニャブリが華麗なバックヒールで流し込み、70分にはCKからケインがシーズン4度目のハットトリックを達成した。
その後も主導権を渡さなかったバイエルンは、ゴレツカが後半アディショナルタイムに8点目を記録。マインツ相手に8-1で圧勝を収めた。これで勝ち点を57まで伸ばし、翌日に試合を控えるレヴァークーゼンと暫定で7ポイント差に。プレッシャーをかけることに成功している。





