バイエルン・ミュンヘンのヨズア・キミッヒが、今季のチャンピオンズリーグ(CL)を振り返った。
バイエルンは16日、CL準々決勝セカンドレグでインテルと敵地で対戦し、試合は2-2のドローで終了。ファーストレグを1-2で落としていたため、2戦合計スコア3-4で敗退が決まり、本拠地アリアンツ・アレーナで開催されるファイナル進出の夢は潰えた。
試合後、フル出場したキミッヒはミックスゾーンでメディアの質問に応じ、今季のCLについて「もちろん、敗戦が多すぎた。そうなると、いつかは敗退するものだ。そもそも、こんなに多くの試合に負けながらここまで来られたのは、運が良かったとも言える」と切り出し、「特にビッグゲームでは、決定力やミスの部分で大きく改善しなければならない」と課題を口にした。
キミッヒは続けて「ただ、通用しなかったわけではない」と強調。「ピッチを去るときに『今日は自分たちの方が劣っていた』と感じたことはほとんどない。とはいえ、相手より良いプレーをしていて、チャンスも作れているのに、それを勝利に結びつけられていない。この点は大きな改善が必要だ。自分たちのゴールをもっと上手く守り、注ぎ込んでいるものを数字となるものに変えなければいけない」と語った。
またドイツ代表MFは、ヴァンサン・コンパニ監督について「とても冷静で、判断や分析にも非常に長けている。(CLでの戦いを)彼も僕たちも教訓にすることになる」とコメント。ブンデスリーガでの今後の戦いに向けては、「落ち込むようなことはないと思うが、直近7試合で2勝しかしていないという現実にも立ち向かわなければならない。それは良くないし、3日ごとにここに立って『自分たちの方が良かったが、勝てなかった』と言い続けるような状況になってはならない」と語った。





