ブンデスリーガは1日に第26節が行われ、バイエルン・ミュンヘンとドルトムントが対戦した。
トゥヘル監督電撃就任の2位バイエルンと、リーグ戦直近10試合で9勝1分け無敗と絶好調の首位ドルトムント。ドイツを代表する2大クラブによる“デア・クラシカー”がバイエルンのホームであるアリアンツ・アレーナで行われた。
試合は序盤から激しい攻防が続いたが、12分に意外な形で動く。ウパメカノが前線のサネに鋭い縦パスを送ったが、反応して飛び出したGKコベルの前へ。しかしサネのプレッシャーを感じてか、コベルは正面に飛んできたボールをキックミス。ボールは後方に転がり、そのままネットに収まった。バイエルンが幸運な形で先制点を手にする。
するとバイエルンは一気に畳み掛ける。18分、23分とこの日キャプテンマークを巻くミュラーが立て続けにゴール。一気に相手を突き放すと、50分にはコマンにもゴールが生まれ、ホームで4点をリードした。
追い込まれたドルトムントは、72分にPKからエムレ・ジャンが1点を返し、試合終盤にはメーレンもゴールを決めて2点を返すことには成功する。しかし、反撃もここまで。バイエルンが4-2で大一番を制した。
この結果、トゥヘル監督初陣を勝利で飾ったバイエルンは勝ち点55に到達。ドルトムント(53)をかわし、首位に浮上した。




