ブンデスリーガは16日に第26節が行われ、バイエルン・ミュンヘンはダルムシュタットと対戦した。
チャンピオンズリーグでは準々決勝に駒を進め、前節はマインツ相手に8-1と圧勝を収めたバイエルン。しかし、リーグ戦では首位レヴァークーゼンに10ポイント差をつけられたままであり、逆転優勝へ望みをつなぐためにも必勝のダルムシュタット戦に挑んだ。
序盤から主導権を握るバイエルンは、ケインやキミッヒ、ゴレツカらが際どいシュートを放つなど、チャンスを量産。ゴールに迫っていく。しかし、先制したのはダルムシュタットだった。29分、GKのキックから前線でボールを拾ったホンサクが中央で3人をかわしてボックス内へ侵入、最後はシュタルケが流し込んだ。大歓声を受けるホームチームがリードを奪う。
リードを許したバイエルンだったが、すぐさま反撃。36分、先発起用の19歳MFパブロヴィッチが相手を振り切ってドリブルでボックス内まで侵入。折り返しを受けたムシアラがシュートを突き刺し、同点に追いついく。さらに前半アディショナルタイム、右サイドで粘ったキミッヒのクロスをケインが頭で押し込み、逆転に成功した。なお、エースはこれがリーグ戦31ゴール目となっている。
逆転したバイエルンは、64分に3点目。スローインを受けたムシアラは、ボックス右端からドリブルで反転、相手を剥がして強引にフリーとなり、見事なシュートを流し込んだ。さらに74分、ムシアラの絶妙なアシストからニャブリがダメ押しの4点目。後半アディショナルタイムにテルが5点目を決め、その後追加点を許したが、5-2で勝利を飾った。
これでバイエルンはリーグ戦連勝、直近2試合で13ゴールと攻撃陣が絶好調を維持している。勝ち点を60まで伸ばし、暫定ながら首位との差を「7」まで縮めた。



