バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFアレクサンダー・パヴロヴィッチは戦線復帰に近づいているようだ。マックス・エーバル取締役が明かしている。
バイエルンはここ数週間でアルフォンソ・デイヴィス(前十字靭帯断裂)や伊藤洋輝(中足骨の再骨折)がそれぞれ重傷で長期離脱。さらにGKマヌエル・ノイアー(ふくらはぎの肉離れ)やDFダヨ・ウパメカーノ(関節内遊離体の手術)も不在の中、4日のブンデスリーガ第28節ザンクト・パウリ戦でMFジャマル・ムシアラがハムストリングの筋断裂し、最低でも全治6週間と報じられた。
一方で、2月末から伝染性単核球症で戦線を離れていたパヴロヴィッチは復帰が見えてきているようだ。エーバル氏はドイツ『シュポルト1』のトーク番組に出演した際、「彼は練習を再開しており、徐々に馴染ませているところだ」とコメント。また、「我々は彼がドルトムント戦(12日にホームで開催)でメンバー入りできて、(16日にアウェーで開催のインテルとのチャンピオンズリーグ準々決勝の)第2戦でもオプションに入れられることを祈っている。トンネルの先に光が見えてきた」とも明かした。
エーバル氏は、主力メンバーの故障者が続出している状況についても言及。「代表戦の遠征は常にリスクがあり、家で(何も起きないことを)祈るしかない。我々にとっての影響は大きい。我々は、それをカバーできるだけのメンバーが揃っているはずだと思っていた。だが、残念ながらヒロキが3度目の中足骨骨折をしてしまった」と語り、「うちには選手たちがいるし、スカッドがある。みんなで一緒に乗り越えなければならない」と気を引き締めた。
