現地時間17日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント・プレーオフのファーストレグ、バルセロナ対ナポリは1-1のドローで終了した。
バルセロナにとってこの試合は、2003-04シーズンのUEFAカップ以来となる欧州第二の大会への挑戦。優勝すればチャンピオンズリーグ出場の道も開ける(ラ・リーガ経由の方が可能性があるかもしれないが)。チャビ監督はGKテア・シュテーゲン、DFミンゲサ、ピケ、エリック・ガルシア、ジョルディ・アルバ、MFニコ、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、FWアダマ・トラオレ、オーバメヤン、フェラン・トーレスを先発で起用している。
初めてヨーロッパリーグのアンセムを耳にしてキックオフを迎えたバルセロナは、いつも通りボールを保持して相手陣地に押し入っていく。5分にはF・トーレスのお膳立てからペドリがシュートまで持ち込んだものの、これはクロスバーの上へと外れた。対するナポリは、こちらもいつも通りハイプレスは仕掛けずにやや下がり目の守備から速攻を狙う。
バルセロナは28分、ニコのスルーパスから今度はF・トーレスがペナルティーマーク近くでシュートを放ったが、これも枠を捉えることはできず。すると、その直後にナポリのカウンターが炸裂した。右サイドを突破したファビアンのバックパスから、ペナルティーエリア内勢いよく飛び込んできたジエリンスキがシュートを決め切っている。
ビハインドを負ったバルセロナはその後、攻勢を強めるもののナポリの堅守を前に苦戦。0-1のまま後半を迎えることになったが、58分にA・トラオレのクロスがフアン・ジェズスのハンドを誘発してPK獲得。キッカーのF・トーレスがグラウンダーのシュートでネット揺らし、スコアをタイに戻している。
チャビ監督は同点ゴール直後にニコ、A・トラオレ、フレンキー・デ・ヨングとの交代でガビ、デンベレ、ブスケツを投入(デンベレに観客はブーイング)。ボールを保持し続けながら逆転を目指したが、さらなる決定機の創出には苦労を強いられる。チャビ監督は81分にミンゲサをデスト、85分にオーバメヤンをルーク・デ・ヨングに代えて交代枠を使い切った。
ナポリにボールを奪われてもすぐ奪い返して、一方的に攻め続けるバルセロナは、87分にデンベレの中央への切り込み、ペドリのヒールパスによるお膳立てからF・トーレスが再び決定機を迎えるも決め切れず。また89分にはL・デ・ヨングがバイシクルシュートでゴールを狙ったものの、こちらも枠を外れている。
結局、試合は1ー1のまま終了のホイッスル。バルセロナはナポリに守り切られる形で、初めてのヨーロッパリーグを1-1ドローで終えた。なおナポリホームでのセカンドレグは24日に行われる。
Getty Imagesバルセロナ、初めてのELは本拠地カンプ・ノウで1-1引き分け…F・トーレスPK弾でナポリに追いつき2ndレグへ
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