23日にラ・リーガ第30節、本拠地カンプ・ノウでのアトレティコ・マドリー戦に臨むバルセロナ。チャビ・エルナンデス監督はこの試合の招集メンバーにMFフレンキー・デ・ヨング、MFペドリ、さらにはU-19チームの15歳FWラミン・ジャマルを含めている。
バルセロナは2月に右足筋肉を負傷したペドリ、先月に左足筋肉を痛めたF・デ・ヨングが復帰。ここ最近パフォーマンスの質が低下している理由は、中盤でチームを支えてきた彼らの不在が大きいとされてきたが、アトレティコとの大一番でついに取り戻している。チャビ監督は前日会見で、F・デ・ヨング＆ペドリの重要性について次のように語った。
「彼らはアイデンティティーの判を押してくれる選手たちだ。チームの顔つきを変えてくれることを期待している」
「ペドリはラストパスを出せる重要な選手であり、ロベルト（・レヴァンドフスキ）とうまく連係できる。彼らの復帰は、本当に素晴らしいニュースだ」
チャビ監督は彼らのほか、U-19チームのラミン・ジャマルも招集メンバーに含めた。ラミンはモロッコ人の父、赤道ギニア人の母を持ち、カタルーニャ州のマタロで生を受けた選手。チャビ監督はこの15歳FWにヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタの姿を重ねている。
「ラミンは一味違う選手だ。ペドリのように、アンドレス・イニエスタを思い起こさせるね」
「今の若手が私たちの時代と違うところは、凄まじい度胸があることだ。その大胆さは驚くべきもので、ラミンについては恐れるということを知らない。本当に素晴らしい形で練習に取り組んでいた」