14日のスペイン・スーパーカップ決勝、レアル・マドリーとのクラシコを1-4で落としたバルセロナ。チャビ・エルナンデス監督がこの一戦直後、「私たちが試合を支配していた」と発言していたことが話題になっている。
バルセロナは今回のクラシコでマドリーに完敗。前半に高く設定された最終ラインをヴィニシウスに攻略され、7分、10分と同選手の2ゴールを許す。33分にはレヴァンドフスキが1点を返したものの、39分にヴィニシウスにPKを決められて2点ビハインドで前半を終えると、64分にはロドリゴのシュートで4失点目。ボールを保持しても効果的な攻撃を見せられないバルセロナは、その後アラウホの退場もあり、プレーを上向かせられないまま試合終了を迎えている。
チャビ監督はこの試合直後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じて、「マドリーは正当な勝者だった」「ファンに謝りたい」と語っていたが、しかしバルセロナの生命線とも言える“主導権を握る”“試合を支配する”という行為自体は実現していたと発言。その見解がマドリーサポーターだけでなく、多くのバルセロナサポーターにも疑問を植え付けることになった。
「私たちは試合を通して、ずっと快適ではなかった。それでも試合は支配していたが、生み出したチャンスが枠に入らなかったんだ」
「立ち上がりの内容が悪かったが、その後の私たちには差を縮める可能性があった。だが1-3とされて状況が悪化してしまったんだ。
チャビ監督はまた、このクラシコの敗戦が自身の立場を揺るがすものかを問われて、次のように返答している。
「ああ。しかし私には心構えがある。私たちは状況を逆転させられるはずだ。私は強いし、落ち着いている。このクラブのプロジェクトにとっては後退だが、しかし道は続くんだよ。多くの批判があるとしてもそれは当然だし、値するものと思っているよ」




