13日のラ・リーガ第16節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのオサスナ戦を2-0で制した。
一気に調子を落としたレアル・マドリーに勝ち点4差をつけて首位に立つバルセロナ。いまだ失点を繰り返す守備面に関しては改善が必要なものの、攻撃面に関してはここ5試合で19得点とハフィーニャ復帰から復活しつつある。マドリーよりも調子が良いことは確かである。
フリック監督はこのオサスナ戦、GKジョアン・ガルシア、DFクンデ、クバルシ、ジェラール、バルデ、MF後列エリック・ガルシア、ぺドリ、前列ヤマル、ハフィーニャ、ラッシュフォードを先発させている。
前半、バルセロナは自慢の攻撃力を見せられず。5バックを敷くオサスナを相手にして、攻めあぐねる状況が続いた。23分にはラッシュフォードの浮き球からフェランがヘディングシュートでネットを揺らすも、これは直前のプレーでハフィーニャがオフサイドポジションに位置していたため、ゴールと認められなかった。
苦戦するバルセロナは43分、今度はヤマルが個人技から打開を目指す。右サイドで鋭い切り返しを繰り返し、相手DF陣をきりきり舞いさせ、最後にはフェランがバイシクルシュートでゴールをうかがったが、これは惜しくも枠の左に外れた。前半はスコアレスで終了する。
迎えた後半、バルセロナはより縦の速さを意識した攻撃を仕掛けるが、なかなかチャンスを決め切ることができない。しかし70分、この男がまたも期待に応えた。そう、ハフィーニャである。ペナルティーエリア手前で、前を向いてボールを受けたブラジル人FWは、狙い澄ました左足のシュートを枠内右に突き刺した。
ついに先制したバルセロナは、その後もオサスナ陣地でゲームを進め、88分に再びハフィーニャがゴールを決めた。ペナルティーエリア内右に侵入したクンデがボールを折り返すと、背番号11は巧みに左足で合わせてネットを揺らしている。
バルセロナはオサスナの反撃を許さず、2点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、ラ・リーガ7連勝(公式戦5連勝)を達成。2位レアル・マドリーとの勝ち点差を暫定で7に広げた。






