Lamine Yamal Barcelona 2025Getty

ヤマルの誕生日パーティーで低身長症の人々がショー…スペイン政府が調査を依頼

スペインの社会権利省は、バルセロナFWラミン・ヤマルの18歳の誕生日パーティーにおいて、障害者の権利を侵害する行為があった可能性があるとして、検察庁、オンブズマン、ヘイトクライム対策局に調査を依頼した。スペイン『EFE通信』が報じている。

ヤマルは7月13日に18歳の誕生日を迎えたが、大々的に催されたパーティーで低身長症の人々がショーをしている映像がSNS上に出回り、物議を醸すことになった。

スペインの社会権利省は低身長省の人々が侮辱を受けたのかどうか、または法律違反に該当するのかを明らかにするために検察庁、オンブズマン、ヘイトクライム対策局に調査を依頼。スペイン政府は障害者を中傷したり、障害を見せ物にするような行為を3年前から障害者法によって禁じていた。これまで明確な罰則は定められていなかったが、今週火曜に該当の違反行為を犯した人物に60万ユーロ(約1億円)から100万ユーロ(1億7000万円)の罰金を科すことを、閣議で承認しようとしていたところだった。

スペイン政府の障害者政策担当局長ヘスス・マルティン氏は、フットボール界のスーパースターであるヤマルの誕生日パーティーでそうしたショーが行われたことが、スペインの若者にマイナスの影響を与えることを危惧している。

「あれだけファンのいる若者だ。あのようなパーティーを行えば、若い人たちに影響を与えてしまう可能性があるだろう」

「私たちが危惧するのは、金を持った人物、権力を持った人物がそうしたことして、処罰を免れることだ」

また社会権利省のパブロ・ブスティンドゥイ大臣は、調査の結果によっては然るべき処罰が科されなけければいけないと語っている。

「こうした出来事を黙認するわけにはいかない」

「法はすべての人たちに適用される。慎ましい人たちに対しても、財力を持つ人たちに対しても同様にね」

「適切な調査を行い、その結果次第で法的な手続きを執行しなければいけない」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0