バルセロナのハンジ・フリック監督は、FWラミン・ヤマルの状態について語っている。
バルセロナで目覚ましい活躍を見せ、2025年のバロンドール投票でも2位に入ったヤマル。18歳ながらすでにスペイン代表でも23試合に出場しており、EURO2024制覇の立役者になるなど、すでに絶対的な主力として活躍し続けている。
そんなヤマルだが、9月のインターナショナルウィークでスペイン代表として2試合に出場したものの、バルセロナは復帰直後に2~3週間の離脱を余儀なくされることを発表した。ハンジ・フリック監督も「鎮痛剤を投与しながら2試合に先発した。その間の練習には参加してもいないのに。(代表チームは)選手のケアを怠ったと言える。非常に残念だ」と語り、RFEFを非難していた。
その後復帰したヤマルだったが、バルセロナで2試合に出場した後に今度は恥骨部分の違和感を訴えて2~3週間の再離脱が決定。10月の代表活動からも外れることになった。フリック監督は、18歳FWの状態について「調子が良かったし、そうでなければパリ・サンジェルマン戦には出場しなかった。彼と話をしたが、まだ万全ではない」と語っている。
そして会見では、スペイン代表のルイス・デ・ラフエンテ監督についても言及。フリック監督は、ヤマルが9月に負傷離脱した際にスペイン代表の対応を厳しく批判していたが、今回の負傷について以下のように語った。
「この状況は前回のインターナショナルウィーク直後に発生した。私が望むのは、選手を守り、サポートすること。これがすべてだ。過去のことは過去のことであり、私はネガティブには考えていない。こういうことは起こり得る。私も同じ経験をしたよ。簡単なことではない」
「選手を守らなければならない。だからこそ、ああいう発言をしたんだ……もしかしたら、いつもより強い口調だったかもしれないね」
そして、ヤマルの復帰時期について「いつかはわからない。このケガは簡単じゃないしね。2週間~3週間、あるいは4週間が必要かもしれない。クラシコに間に合うかどうかもわからない。出場時間を調整しなければね」と言及。26日に予定されているレアル・マドリー戦の出場が不透明だと明かした。


