バルセロナは12日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、ホームでのナポリ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、ホームスタジアムとして使用しているカタルーニャのオリンピックスタジアム、モンジュイックが、改修工事中のカンプ・ノウのような盛り上がりと応援を見せることを願った。
スペイン『ムンド・デポルティボ』や『マルカ』がカタルーニャ出身指揮官のコメントを伝えている。
「今季最も大切な試合になる。私たちはモチベーションと期待にあふれているよ。バルサは4年前からCLのベスト8に入れずにいた」
「私たちは手強い相手と対戦する。現在は最高の時期にいないかもしれないが、しかし昨季リーグ優勝を果たしたベースを維持しているチームだ。バルセロニスモ(バルセロナ主義)にとって偉大な夜になることを願っている」
「モンジュイックはカンプ・ノウのようにならなければならない。圧力釜となる必要があるんだよ。ファンは12番目の選手にならないとけない」
バルセロナは多数の負傷者を抱えながらこのナポリ戦に臨む。
「ガビ、ペドリ、バルデ、フレンキー・デ・ヨングと私たちは重要な選手たちを欠いている。それでも戦って、私たちが努力してきたことを示さなくてはいけない。私たちはホームでプレーするんだ。(スコアレスで終わった)アウェーでの1stレグでも、こちらが優位に立っていた。ならばこちらでも彼らを上回らなくてはいけない」
「私たちは4シーズンぶりにベスト8に立つ機会を前にしている。バルサは状況を逆転しなければならない。私たちのファンの前でね。負傷者はいるが、しかし言い訳にはならないんだ。今の私たちは失敗を恐れる気持ちより、チームが良いレベルにあると示す意欲が上回っている」
「個人的なプレッシャーを感じるか? 重要なのは私ではなくクラブだ。私はクラブを優先している。自分には期限があるのだからね。明日はしっかりと競わなくてはいけない。魔法の夜にしなくてはいけないんだ。これはチャンスなんだよ」
チャビ監督はまた、ボールポゼッションを競い合うような試合展開を希望した。
「勇敢なナポリを期待している。私たちのようにハイプレッシングを仕掛け、ボールを望むナポリをね。オープンかつスペクタクルな試合になるだろう。ナポリの前線3枚のアタッカーは素晴らしいレベルだ。彼らはセリエA王者であり、本当に素晴らしい試合になるだろうね」
チャビ監督が語る通り、バルセロナはナポリを下せば、じつに4年ぶりのCL準々決勝進出を果たすことになる。バルセロナは2019-20シーズンにCL準々決勝に進出(同ラウンドでバイエルンに2-8敗戦)。翌シーズンにはベスト16でPSGに敗れ、過去2シーズンはグループステージ敗退でヨーロッパリーグに回っていた。




