1月31日のラ・リーガ第20節延期分、ホームでのオサスナ戦を1-0で制した。
チャビ監督が今季限りで退任することを発表したバルセロナ。その発表には「選手たちを重圧から解放する」という意図もあり、このオサスナ戦でチームがどういったリアクションを取るかに注目が集まっていた。
だが前半、バルセロナのプレーの質はチャビ監督の退任発表前と大きく変わることがなかった。7分にフェランが負傷し、代わりにフェルミンが投入された同チームは、オサスナの堅守を前に崩しのアイデアを欠き続け、可能性を感じさせた攻撃は空中戦を仕掛けるものに限られていた。
スコアレスで試合を折り返したチャビ監督は、62分にフェルミンとの交代でヴィトール・ロケを投入。すると1分後、この18歳のブラジル人FWがバルセロナ加入後初得点を決めた。ペナルティーエリア内左のカンセロが右足アウトサイドでクロスを送ると、ヴィトール・ロケがニアに飛び込み、ヘディングシュートでネットを揺らしている。
ようやく先制したバルセロナ。66分にはヴィトール・ロケをつかんで倒したウナイ・ガルシアが2枚目のイエローカードで退場となり、数的にも優位を得る。だが10人となったオサスナ相手に追加点を奪えずにいると、速攻からブディミルやモンカジョラの決定機を許し、2-0とするより1-1にされる可能性を予感させてしまう。
終盤、バルセロナはそこまで守備にリスクを取らず2点目を目指したが、チャンスを決め切ることはできず。それでも1点リードのまま試合終了を迎え、2戦ぶりに勝ち点3を獲得している。
バルセロナはこの勝利で勝ち点を47として、アトレティコ・マドリーを抜いて暫定で3位浮上。首位ジローナとの勝ち点差を8、2位レアル・マドリーとの差を暫定で7に縮めている。




