バルセロナは10日にラ・リーガ第28節、本拠地カンプ・ノウでのジローナ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、2位レアル・マドリーに勝ち点15差をつけられるチャンスで「ミスは許されない」としている。
同節、レアル・マドリーがビジャレアルに敗れたことで、首位バルセロナは勝ち点差を15に広げられるチャンスを得た。チャビ監督はジローナとのダービーが厳しいものになると予想しながらも、勝利を見据えている。
「ビジャレアル戦が行われる前から大事な一戦だと思っていたが、私たちは彼らに15差をつけられるんだ。ミスは許されない。ジローナは苦労する相手だが、私たちのホームでプレーするわけだし、モチベーションは高いよ」
「すべては私たち次第だが、勝ち点15差はスペクタクルだ。決着がつくわけではないが、それでも大きな差だよ。ラ・リーガ優勝を成し遂げられれば、それは偉業となるんだ」
ミッドウィークのコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグでは、レアル・マドリーに0-4で敗れて同大会から姿を消したバルセロナ。チャビ監督はその試合について、主導権を握っていた前半にゴールを決めなかったことを敗因としている。
「前半、私たちは容赦をしてはいけなかった。そうすればツケを払うことになってしまう。レアル・マドリー相手に決定機を決めなければ、高いツケを払わされることになるんだ」
「私たちはもっと成熟する必要がある。レアル・マドリー相手でミスをしてはいけないし、決定力も身に付けなくてはならない。私たちはチームとして成長している途中だ。しかし、良い形で競争に取り組めてはいるものの、強いライバルを相手にするときには、いつも成熟が足りなんだ」
「私たちはここから、ラ・リーガを勝ち取らなくてはならないんだ。ここで立ち止まったら優勝はできない。明日は重要過ぎる一戦だ。クラシコの前半に手にした素晴らしい感覚を取り戻し、なおかつもっと効果的なプレーを見せなければ。私たちはさに成長する必要があるんだ」
チャビ監督はその一方で、コパ決勝に進出したオサスナで大活躍の左ウィング、FWアブデについても言及。来季戦力に加える可能性はあるのだろうか。
「レンタル移籍の機会を生かし切り、違いを生み出している。とても良いプレーを見せているね。私たちはこれから彼のことを評価して、その後どう扱うかを決めることになる」




