5日のラ・リーガ第24節、本拠地カンプ・ノウでのバレンシア戦に1-0で勝利したバルセロナ。チャビ・エルナンデス監督にとっては同チーム指揮官として臨んだ50試合目のリーグ戦だったが、最初の50試合ではクラブ歴代2位タイの成績を収め、ジョゼップ・グアルディオラ現マンチェスター・シティ監督を上回っている。
チャビ監督はバルセロナ指揮官として臨んだラ・リーガ最初の50試合で37勝7分け6敗という成績を収めて、勝ち点118を獲得。エルネスト・バルベルデ現アスレティック・クラブ監督に並び、クラブ歴代2位タイの記録を樹立した。
チャビ監督は自身と同じくバルセロナ下部組織出身で、恩師でもあるグアルディオラ監督と何かと比較されることが多いが、同指揮官がラ・リーガ最初の50試合で獲得した勝ち点数は117だった。チャビ監督はバレンシア戦勝利で、恩師の数字を上回ったことになる。
ちなみに歴代1位の記録を保持しているのは、ルイス・エンリケ前スペイン代表監督だ。FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールの“MSN”を擁した同指揮官は、ラ・リーガ最初の50試合で勝ち点124を獲得している。
チャビ監督はまた、“ラ・リーガ初挑戦監督の最初の50試合”という枠組みであれば、歴代4位タイの記録を樹立。1位はミゲル・ムニョス元レアル・マドリー監督の40勝、2位はジョゼ・モウリーニョ現ローマ監督の39勝、3位はジネディーヌ・ジダン前マドリー監督の39試合で、チャビ監督はカルロ・アンチェロッティ現マドリー監督と並んでいる。
チャビ監督率いるバルセロナは今季ラ・リーガ第24節終了時点で、20勝2分け2敗46得点8失点という成績を収めて首位を快走。2位マドリーに勝ち点9差をつけている。チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ敗退や、時折チームのパフォマーマンスが著しく低下することで批判も浴びてきたチャビ監督だが、ラ・リーガではしっかりとした足取りで歩を進めている。




