バルセロナは10日にラ・リーガ第5節、敵地ラモン・デ・カランサでのカディス戦に臨み、4-0で勝利した。この試合の終盤には、観客の心臓発作で30分間プレーを中断する出来事があったが、チャビ・エルナンデス監督は人命の尊さの前にはフットボールが意味をなさないことを強調している。
この試合の80分、スタンドの観客、年配の男性が心臓発作に苦しみ、両クラブのメディカルスタッフが急遽処置を行うことになった。カディスの守護神であるレデスマは自動体外式除細動器を手に走り、それをスタンドへ投げ入れ、アラウホは無事を願って真剣に祈りを捧げていた。そのほかの選手たちも心配そうにスタンドを見つめ、中断から20分後に両チームは一度ロッカールームに引き返している。そして中断から30分後、年配男性は再び心臓が動き出したことで病院に搬送され、試合は再開。フレンキー・デ・ヨング、レヴァンドフスキのゴールにより2-0でリードしていたバルセロナは、さらにファティ、デンベレが加点して4-0で勝ち点3を獲得した。
チャビ監督は、今回の出来事について、次のような考えを述べている。
「幸運にも蘇生できたとのことだ。とても辛い状況だったね。彼と彼の家族が大丈夫であることを願っている」
「難しい状況だった。私たちは試合を再開させることに合意していたが、しかし事の成り行きを見守らなくてはいけなかった。彼が早く回復することを願っている。フットボールは人命より下に位置するものであり、もし彼に何かがあった場合には試合は延期されていただろう」
「私たちは選手たちが集中を保つよう試みたが、しかしここで扱っているテーマは人命なんだよ。すべては彼が蘇生するかどうかだったが、幸運にも悲劇は免れた。ドレッシングルームで、私たちはその男性が息を吹き返すことを願っていたんだ。(試合を中断した)審判の判断は素晴らしかったね」
バルセロナはミッドウィークのバイエルン・ミュンヘン戦を見据えて、レヴァンドフスキ、デンベレら主力選手たちをベンチスタートとしたが、彼らが出場するまではなかなか決定機を決め切れず苦労を強いられている。
「鍵を握るのは缶を開けられるかどうかなんだ。もしハフィーニャの決定機が決まっていれば、状況はまた違っていたはずだよ」
「私たちは落ち着きを保っていたが、しかしラストパスが欠けていたね。全体的に言えば、私は結果とチームから受ける感触に満足している。今日の内容はエクセレントとまではいかなかったが、満足しているよ」




