バルセロナは10日にラ・リーガ第36節、本拠地カンプ・ノウでのセルタ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、ラ・リーガを2位で終えるためにも、勝ち点3が必要であることを強調している。
「良い試練になると思う。私たちには2位になるという目標がある。セルタは攻めの精神を持った良いチームだ。すでに目標(残留)を達成していて、プレッシャーなしでここにやって来る。デニス(・スアレス)、イアゴ(・アスパス)、ブライム(・メンデス)……と試合を支配できる力を持った選手たちを擁しているし、私たちにとっては重要な試練になるはずだ」
「私たちは2位の座を確保するためにも勝ち点3を獲得しなくてはならない。それとプレーの質と感覚も良くする必要がある」
チャビ監督は、最近低調な自チームのプレーを「洗練」させる必要があることを説き、具合的にはボールを失う回数を減らす必要性があるとしている。
「洗練とは、悪いアクションより良いアクションを多く実行することだ。私たちはボールを失う回数が多すぎる。ボールを失ってはいけないし、そこに責任を持たなくてはいけない。プレッシングは良いんだが、不必要なロストが多く、そこを改善する必要がある」
「私たちはボールを失うことに痛みを感じなくてはならない。そのために洗練さを求めているんだ。その後は良い感じだ。ボールを失った後のプレッシングはとても良い。だがボールを持ったときの良質なプレーが、ボールを失う回数を減らすことが大切となるんだ」
チャビ監督はまた、前節ベティス戦で負傷からの復帰後初ゴールを決めたFWアンス・ファティについて、慎重に起用していく方針を明確にしている。
「彼は良い状態だが、あれだけ長い負傷の後だし慎重にならなければ。彼はとても幸せそうに見える。100%の状態ではあるが、私たちはそこまで強い負荷をかけないようなプランを有している。今、90分間プレーさせるのは不必要なリスクだよ」
その一方で、チャビ監督率いるバルセロナに完全に適応し切れていないことが度々指摘されるMFフレンキー・デ・ヨングについては、次のように語った。
「彼には自由が必要だ。私たちからはシュートチャンスを探すことや壁パスをすることを求めている。私は彼に満足している。フレンキーはより低い位置に下がってくる選手で、一方でガビは自分のポジションを守るタイプの選手だ。フレンキーは多くの試合で違いを生み出してきたよ」




