バルセロナに指揮官として帰還したシャビ・エルナンデス監督は、チームの乱れていたとされる規律を引き締める存在になるのかもしれない。
シャビ監督は8日に就任会見に臨み、その場でバルセロナのトップチームが規律を取り戻す必要性に迫られていることを5回にわたって訴えていた。スペイン『マルカ』の電子版によれば、彼がそう強調したことには理由があるという。
同紙曰く、ルイス・エンリケ現スペイン代表監督の退団以降、バルセロナのトップチームの規律は乱れていたという。例えば、練習が午前11時開始の場合、自分の地位を確立しているアンタッチャブルな選手たちは11時10分くらいまでピッチに姿を現さず、ほかの選手たちや監督を待たせていたとのこと。またチームバスでの移動についても以前は出発時間は厳守だったが、現在は10分遅れが当たり前の状況になっていたようだ。
また食事に関しても、数年前まではチーム全員で朝食をとってから練習に取り組み、昼食も全員でとっていたが、現在は朝食だけとる選手、昼食だけとる選手、そのどちらもとらない選手たちがいるなどバラバラな様子。ロナルド・クーマン前監督はそうした習慣を変えようと試みたものの如何ともし難かったようだ。
『マルカ』はこのレポートを「グアルディオラが到着したとき、内部規律は絶対的なものとなり、それが功を奏した。さて、シャビのお手並み拝見だ」との文章で締めている。なおシャビ監督は就任会見で「私が見知っているベテランの選手たちについては、最も厳しくしていかないと」と話していた。




