バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、チャビ・エルナンデス監督の今季限りでの退任について言及している。
7日のラ・リーガ第22節、ホームでのビジャレアル戦を3-5で落とした直後、チャビ監督は記者会見で今季限りでの退任を発表。そしてその翌日、ラポルタ会長がクラブのオウンドメディアを通じて、この件についてのコメントを発した。
ラポルタ会長は、チャビ監督の退任及び今季限りまでチームを率い続けるという決断が、指揮官自身から提案されたものと語っている。
「チャビから今季終了後の退団を、今季まではチームを指揮する意思を伝えられた。私はその形を受け入れたい。バルセロニスモ(バルセロナ主義)の伝説が提案したことだからね。彼は誠実で、誇りに満ちた振る舞いを見せる人間だ。そして、バルサを愛している。私は提案を受け入れるよ。彼とそのスタッフの気概は分かっているつもりだ」
「現在、私たちは最大限団結しなくてはならない。状況は誰にとっても良いものではない」
バルセロナはビジャレアル戦の敗北で、レアル・マドリーに勝ち点10差をつけられた。しかしラポルタ会長は、まだラ・リーガ逆転優勝が可能であることを強調した。
「ラ・リーガは難しい状況だが、まだ失ったわけではない。優勝の可能性も否定せず、できる限り上位に位置するために戦わなくてはいけない。そしてチャンピオンズに全力を尽くす必要がある。一歩ずつ進んでいこうじゃないか」
「クラブのスポーツ面は、私たちが思い描いたようには進んでいない。昨季ラ・リーガとスーペルコパに勝ち、その後補強を行なった陣容は素晴らしいものだが、残念ながら期待に応えられていないんだ。状況を逆転させなくてはいけない」


