バルセロナは21日にチャンピオンズリーグ・グループE第5節、本拠地カンプ・ノウでのベンフィカ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、勝利以外を見据えていないことを強調している。
グループEの順位は首位バイエルン(勝ち点12)、2位バルセロナ(勝ち点6)、3位ベンフィカ(勝ち点4)、4位ディナモ・キエフとなっており、バルセロナはグループ突破を自分たち次第とし続けるためにも、ベンフィカに負けることは許されない。しかしチャビ監督は、敗戦など想定することなく、勝利だけを見据える必要性を説いた。
「私は明日の勝利を思い描いている。どうして逆のことを考えなくてはいけないんだ? 私は選手たちのために準備を進めている。この試合をベスト16に勝ち上がるチャンスと捉えてもらうためにね。私はポジティブだし、チャンスだと思っている。ゴールを決めて勝っている様子を思い描いているんだ。私が抱えている期待は、誰にも取り上げることなどできない」
「チームが素晴らしいパフォーマンスを実現できたらいいが、しかし私たちは何もプレゼントできる状況ではない。勝ち点3以外の結果に終わったとしたら……、いずれにしても大切なのは“どうやって?”、ということになる。私たちの目標は勝つことだが、それはプレーの成果から生じなくてはならない。勝てなるなら何でも歓迎するが、“どうやってそうするか”も大切だ」
「もし、負けたらどうするか? そうなった場合に返事をさせてもらおうか。まだ何も起きていないんだから。だが、とてもネガティブな仮定について話すんだね。勝てなかったという話は、明日させてもらおう」
その一方で、チームの得点力不足について問われると「私たちには得点力があるはずだ。2列目がもっと助けなくてはならない。ストライカーだけがゴールを決めるべきではないんだ」と返答。また中盤に強靭なフィジカルを持つ選手が足りていないとの指摘には、こう返した。
「もういるさ。フレンキー・デ・ヨングはフィジカル的に素晴らしいし、ニコも同じだ。そしてブシ(ブスケッツ)はとても強靭というわけではないが、世界で一番ボールを奪ってくれる選手だ。私たちが実践するパフォーマンスでは、ボールを奪うために身長2メートル、体重85キロといった選手は必要ない。ペドリがどれくらいボールを奪い、イニエスタがどれくらいボールを奪っていたと思う? 強靭なフィジカルは私のプライオリティーではない。しかし、私たちは強靭な選手たちだって擁している」
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