バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督の発言について、自身の見解を述べている。
ラ・リーガではレアル・マドリーの審判優遇が存在しているとして、ジョアン・ラポルタ会長の見解に同意する形で「この大会は完全に汚されている」と語ったチャビ監督。この発言について意見を求められたアンチェロッティ監督は、「私はプロフェッショナルだ。自分のレベルをそんなところまで下げたくない」「私はスペイン・フットボールに敬意を払うよ。もう、そのことについては聞かないでくれたまえ。そんなレベルにまで自分を引き下げる必要はないだろう」と、プロとしては相手にする価値もない“低レベル”な内容と語っていた。
そしてラ・リーガ第23節、敵地メンディソロサでのアラベス戦(3-1)終了後に記者会見に出席したチャビ監督は、アンチェロッティ監督の痛烈な言葉について意見を求められ、自身の発言がイタリア人指揮官に向けたものではないことを強調している。
「彼に言うことは何もない。彼とはとても良い関係を築いている。私の言葉に重圧を感じたのかもしれないが、あれは彼に向けたものじゃないんだ」
「私は彼のことを完全にリスペクトしている。私から言えるのはそれだけだ」
アラベス戦では、途中出場のFWヴィトール・ロケが1ゴールを決めた直後、立て続けに2枚のイエローカードを受けて退場となった。とりわけ2枚目のDFラファ・マリンに対するファウルは、実際にあったか疑わしいものだったが、チャビ監督はそのレフェリングについても言及している。
「あれは間違いだ。再び私たちに向けた審判の間違いがあった。君たちも見ただろう。私から頼みたいのは、競争だけはさせてくれ、ということだ。これ以上はもう、審判について話すことはしない」
「再びは派手な過ちがあった。私たちはネグレイラ事件のツケを払わされている。だが、私はもう審判については話さない。現実は君たちが目にしたものだ。しかし私が何が言うか君たちが私を殺すか、その二択しかないんだよ」
「また間違いだ。もう一回、間違いがあったんだ」




