今夏の大型補強を狙うバルセロナだが、望む補強を実現するためには7月31日までに約6億ユーロ(約850億円)の資金調達が必要になっている。『GOAL』の取材で明らかとなった。
夏の移籍市場ではロベルト・レヴァンドフスキ他、ジュール・クンデ、カリドゥ・クリバリ、ベルナルド・シウバ、セサル・アスピリクエタ、マルコス・アロンソなど数々のビッグプレイヤーを狙っているバルセロナ。しかし、深刻な財政難のために新たな選手が登録できず、7月31日までに資金を調達できなければトップターゲットと契約することは不可能であることがわかっている。
ジョアン・ラポルタ会長を始めとする上層部は、バルサ・ライセンス&マーチャダイジング(BLM)の株式49.9%の売却を許可、さらにラ・リーガのテレビ放映権の25%を外部の投資家に譲渡することなどによって、総額約6億ユーロの利益を見込んでいる。この資金を調達することによって裕福になるわけではないが、通常の運営が可能に。昨年13億5000万ユーロに上った負債を削減することができる。そしてこれを実現できれば、すでに条件面で合意しているフランク・ケシエとアンドレアス・クリステンセンの登録を完了することが可能になる。
しかし、残り約2週間で目標の大部分を達成しなければならないこともわかった。2年連続の大赤字で終えた後、黒字で会計年度を終えることを望んでいるため、6月30日までに資金が必要に。もし黒字決算で終えることができれば、サラリーキャップの枠が広がってより多くの選手との契約が可能となる。なお現時点ではテレビ放映権の売却が最も近く、4億ユーロ~5億ユーロ(約577億円~約708億円)の間で決着する見込みだ。
さらに、ラ・リーガとクラブが来季の給与制限に合意する7月31日までにさらなる資金調達が必要に。最低でもこの日までには、テレビ放映権とBLMの株式49.9%の売却を完了させることが必要になっている。
■カギはフレンキー・デ・ヨング?
7月末までに以上の取引が成立すれば、望む6億ユーロを調達できる。しかし、それでも何人かの選手を売却して給与の削減も必要に。そして最も可能性が高いのが、マンチェスター・ユナイテッドが狙うフレンキー・デ・ヨングになっているようだ。
バルセロナ側は、デ・ヨングの売却によって高額な移籍金と給与削減を達成できる。そのため、本人は残留を希望しているものの、資金調達が必要なクラブが放出を進めるためにプレッシャーをかける可能性もある。
取材=アドリア・ソルデヴィラ(『GOAL』バルセロナ番記者)


