Ronald Araujo Barcelona 2024Getty Images

財政難バルセロナ、アラウホも退団に迫る?「売却不可選手」は4人だけと有力メディア分析

バルセロナは、今夏の移籍市場で複数選手の売却を見込んでいるようだ。

前節レアル・マドリーとのクラシコに敗れたことによってラ・リーガ逆転優勝の可能性はほぼ消滅、今季は無冠に終わることが濃厚となったバルセロナ。それでも、以前に退任を明言していたチャビ監督の続投が決定したことで、『The Athletic』は「焦点はすでに移籍ビジネスに向けられている」と指摘している。

その上で同メディアは、「聞いて驚きはないかもしれないが、バルセロナはラ・リーガのサラリーキャップをどれだけクリアできるかにかかっている」としつつ、財政難のため選手獲得の前に放出で資金を作る必要があると分析。「アンタッチャブルな存在」はラミン・ヤマル、パウ・クルバシ、ガビ、ペドリの4人であるとし、複数選手の売却を検討しているようだ。

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そして、売却候補の1人がDFロナルド・アラウホ。今季も公式戦35試合に出場するなど「チームのリーダーの1人で、バルサが次のステップに進むために理想的な人材」と評価されている模様。しかし、現行契約が2026年夏までの中でバルセロナ側は契約交渉をスタートさせたが、依然としてチームの給与カットに必死であるようだ。またディフェンスラインには「退団をカバーできる人材が揃っている」ことを指摘しつつ、「クルバシとアラウホ以外に魅力的なオファーを引き寄せられない」と分析。2018年に400万ユーロ(約6億6000万円)で加入したウルグアイ代表DFだが、匿名を希望するバルセロナ関係者は8000万ユーロ(約131億円)以上での売却を期待しているという。

また、現在ブライトンにレンタル移籍中のFWアンス・ファティも放出候補に。来季チャビ監督のプランに居場所はなく、再びレンタル移籍する可能性が最も高いようだ。MFオリオル・ロメウ、DFクレメント・ラングレ、エリック・ガルシア、セルジーニョ・デストも退団に迫っていると伝えられている。

さらに、2026年まで契約を残すMFフレンキー・デ・ヨングだが、バルセロナ側はアンカーポジションに異なる特徴の選手の補強を考えており、また給与面(年俸2000万ユーロ)が問題になっているが、本人に退団する考えがない模様。FWロベルト・レヴァンドフスキについても、クラブ側はパフォーマンスに納得しておらず、来季の年俸が1600万ユーロ(約26億円)になることから「補強を望むクラブにとって、放出は大幅な節約になる」としつつも、前線のスカッド層や本人の残留希望によって退団の可能性は低いと分析された。

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