Marc Andre ter StegenGetty Images

バルセロナ幹部がテア・シュテーゲンに激怒&主将剥奪を要求か…「3カ月離脱」投稿が問題に

バルセロナ一部の幹部陣は、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの主将剥奪を求めているようだ。

これまでバルセロナで422試合に出場し、チャンピオンズリーグ制覇や6度のラ・リーガ優勝を経験してきたテア・シュテーゲン。昨季からは主将を務めているが、今夏GKジョアン・ガルシアが加入したことなどにより、クラブ内での立ち位置や去就に注目が集まっていた。

そんな33歳GKだったが、7月25日に自身のSNSで、背中のケガを完治させるために手術を受ける必要があると発表。しかしこの際、明確に「3カ月離脱する」と綴ったことでバルセロナ幹部の怒りを買ったようだ。

『The Athletic』によると、クラブ側はテア・シュテーゲンが声明を発表しようとしていること、さらに離脱期間を公表しようとしていたことすら知らなかった模様。バルセロナは本人のSNS投稿から2時間後に声明を発表したが、ここでは離脱期間を明記していない。そうしたこともあり、役員会の一部メンバーは「クラブへの挑発」と解釈しており、もはやロッカールームやスタッフ、経営陣の橋渡し役としての資格がないと激怒。主将の剥奪を求めているという。

また同メディアは、この「3カ月」という離脱期間が衝撃を与えたとも指摘。ラ・リーガでは、4カ月以上の離脱が「長期離脱」とみなされ、そうした長期離脱の選手を抱えるクラブは該当選手の給与の80%分を新選手の登録に充てることが認められる。サラリーキャップを超過しているバルセロナは、昨季もアンドレアス・クリステンセンの「長期離脱」があってダニ・オルモの新選手登録を完了していたとのこと。しかし、テア・シュテーゲンが明かした期間は3カ月。クラブ側は彼の「長期離脱」によってジョアン・ガルシアの登録を考えていたため、実際に離脱期間がどの程度になるかにかかわらず、計画において「プラスにはならない」と指摘されている。

こうしたこともあり、バルセロナ関係者は「彼には残留する権利があり、契約を満了することを願っているのは事実だ。だが、キャプテンとして模範を示しながらロッカールームをまとめ、最善の行いが求められる立場にある彼にとって、今回の行為は不適切だと考えている」と明かしたようだ。本人は今夏に退団する意思はなく、今回の離脱によって移籍の可能性はさらに減少したようだが、今後の動向に注目が集まっている。

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